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【中1数学】方程式の解き方を徹底解説!例題でコツ・ポイントを掴もう
コンビニの買い物でわかる!方程式の考え方
学校の帰り道、ミライくんはコンビニに立ち寄りました。喉が渇いたので、1本120円のスポーツドリンクを何本か買い、さらに150円のお菓子を1つカゴに入れました。
レジに持っていくと、合計金額は510円です。
「あれ、スポーツドリンクは何本買ったっけ?」
レジでお金を払った後、ミライくんはふと疑問に思いました。レシートを見れば一発でわかりますが、実はこれこそが数学で習う「方程式」の考え方そのものなのです。
「わからない数(スポーツドリンクの本数)を x と置いて、合計金額の計算式を作る」
これが方程式のスタート地点です。日常生活の中にある「逆算」を、もっとスマートに解くための武器、それが方程式です。
佐藤先生とミライくんの算数から数学へのステップアップ
ミライくん
佐藤先生、方程式ってなんか難しそうで苦手なんです。文字の x が出てきた瞬間に、頭がフリーズしちゃうというか……。
佐藤先生
ミライくん、そう構える必要はないよ。さっきのコンビニの買い物を思い出してごらん。120円の飲み物を何本か買って、150円のお菓子を買ったら510円だったんだよね?
ミライくん
はい。頭の中では「510円からお菓子の150円を引いて、残りの360円を120円で割ればいいから……3本だ!」って計算しました。
佐藤先生
正解!実は、ミライくんが今頭の中でやった「逆算」を、カッコよく式に表したのが方程式なんだ。ミライくんが解いた手順を式にしてみよう。
ミライくん
あ、これが方程式ですか? 120x + 150 = 510 ってことですね。
佐藤先生
その通り。方程式を解くっていうのは、この「x = 答え」の形に持っていくゲームだと思えばいいんだ。そのゲームを攻略するための「必勝法」がいくつかあるから、順番に解説していくね。
ルール1:イコールをまたぐと符号が変わる「移項」
ミライくん
さっき、僕は合計の510円から先にお菓子の150円を引きました。
佐藤先生
それが方程式でいう「移項(いこう)」だよ。イコール(=)を境界線にして、数字を右側に引っ越しさせるんだ。このとき、大事なルールがある。
ミライくん
ええと……プラスがマイナスになるんでしたっけ?
佐藤先生
正解!橋を渡るときに魔法がかかって、プラスとマイナスが逆転するイメージだね。
ミライくん
なるほど!左側にあった「+150」が、右側に移動して「-150」になりました。
佐藤先生
これを計算すると 120x = 360 になるね。これで第一段階クリアだ。
ルール2:最後は割り算で x をひとりぼっちにする
ミライくん
次は 120x = 360 ですね。ここからどうすればいいですか?
佐藤先生
120x というのは、「120 倍の x」という意味だよね。x をひとりぼっちにするためには、邪魔な 120 を消したい。どうすればいいかな?
ミライくん
うーん、120で割ればいいんですか?
佐藤先生
その通り!方程式の両側を同じ数で割っても、イコールの関係は崩れないんだ。これを「等式の性質」と呼ぶよ。
ミライくん
出た!答えは3本だ!
苦手を克服する!方程式のパターン別攻略法
佐藤先生
基本がわかったところで、ミライくんがテストでつまずきやすいポイントを整理しておこう。
マイナスの数が出てきたとき
ミライくん
先生、答えがマイナスになったり、式の途中にマイナスが出てくるとパニックになります。
佐藤先生
例えば、こんな問題を見てみよう。
ミライくん
うわっ、両方に x がありますね。
佐藤先生
大丈夫。ルールはシンプルだよ。「x は左に、数字は右に」集めるんだ。
- 右側にいる 2x を左に引っ越しさせる(符号を変えて -2x になる)
- 左側にいる +12 を右に引っ越しさせる(符号を変えて -12 になる)
ミライくん
計算すると…… 3x = -9 ですね。
佐藤先生
よし。最後は「x の前についている数字」で両方を割るんだ。
分数があるときは「分母を消す魔法」を使え
ミライくん
あと、分数がついた方程式も嫌いです。1/2x + 1 = 4 とか。
佐藤先生
分数は見た目がややこしいよね。だったら、最初に「分数を消しちゃう」のがコツだよ。分母の2を消すには、全部のパーツに2をかければいい。
佐藤先生
そう、ここが一番の間違いポイント。左側の x だけじゃなくて、右側の数字も、全部平等に2倍するんだ。
ミライくん
わあ、一気に簡単になった! x + 2 = 8 なら、移項して x = 8 - 2 だから、答えは x = 6 ですね。
ケアレスミスを防ぐための「たしかめ算」
佐藤先生
方程式の素晴らしいところは、自分の答えが合っているか「自分自身で採点できる」ことなんだ。
佐藤先生
さっきの x = 6 という答えを、最初の式に代入してみるんだ。
ほら、問題文の右側の数字「4」と同じになっただろう?
結論:方程式を解くための「3つの手順」
方程式の解き方をマスターするために、以下の3ステップを心に刻んでおきましょう。
- 仕分け作業(移項): x がついているものは左へ、数字だけのものは右へ。このとき、イコールをまたいだらプラスとマイナスを必ず入れ替える。
- まとめ作業: 左側を計算して「〇 x」、右側を計算して「△」という形(〇x = △)にする。
- とどめの割り算: 両辺を x の前についている数(〇)で割る。分数の場合は、最初にか算をして分母を消しておくと楽になる。
方程式は、一見難しそうな「わからない数字」を、ルールに従って整理していくだけのパズルです。一つひとつの手順を丁寧に進めれば、必ず答えにたどり着くことができます。
まずは教科書の例題から、この3ステップを意識して解いてみてください。最初はゆっくりで大丈夫です。「移項で符号を変える」ことさえ忘れなければ、あなたはもう方程式の入り口を突破しています。
ミライくん
先生、なんだか少し自信が出てきました。コンビニの計算を思い出しながら、練習問題を解いてみます!
佐藤先生
その調子だよ。慣れてくれば、パズルを解くみたいに楽しくなってくるはずだからね。
ミライくんの挑戦はここから始まります。次にコンビニへ行ったときは、無意識に頭の中で x を使った方程式を立てているかもしれませんね。
さらに応用編として、「カッコがある方程式」や「小数がある方程式」についても、今回の基本ステップを応用するだけで解くことができます。次はこれらの問題に一緒に挑戦してみませんか?
