出会った頃のT.Kさんは、勉強を徹底的に避けていました。授業中は座って時間をやり過ごし、自習はゼロ。志望校も、親御さんに言われたものにそのまま乗っているだけ。だから、やる気もありませんでした。
約1年間、毎週面談を続けました。将来どうしたいのか、何に興味があるのか。勉強以外のことも含めて、とにかく向き合い続けました。
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あるとき、私は聞きました。「本当にその仕事がしたいの?」——彼女の答えは、どこか「今できること」から考えているだけで、本当の興味ではないように感じられたからです。「もう一度、どうなりたいか考えるところから始めてみたら?」
彼女は1カ月以上、自分と向き合いました。そして、本当になりたい姿にたどり着いました。そこから志望の学部も、志望校も変わりました。
何のためにやるのかが明確になったとき、自習は週ゼロから週7になりました。授業中も自分で考え、分からないことは質問するようになりました。勉強が好きになったわけではありません。今でも苦手意識はあります。でも、「苦手だから逃げる」から「苦手だから取り組む」に変わりました。
今なら大学に行っても社会に出ても、自分の足で歩いていける。私はそう確信しています。
