英語長文で「わからない単語」が出ても止まらない!佐藤先生が教える「3つの推測ルール」と読み進める勇気
わからない単語がでてきたらどうする?
佐藤先生
「ミライくん、どうしたんだい?まるでお地蔵さんみたいに固まっているけれど」
ミライくん
「あ、佐藤先生……。もうダメです。この一行目に出てくる単語の意味が全然わからなくて。一つわからない言葉があると、もうそこから先に進めなくなっちゃうんです。頭の中が真っ白になるというか、思考が停止しちゃうというか」
佐藤先生
「なるほど。知らない単語という『壁』にぶつかって、そこで立ち止まってしまったんだね。でもミライくん、実は英語の長文を読むときに、すべての単語の意味を知っている必要なんてないんだよ」
ミライくん
「えっ?でも、単語がわからないと意味が通じないじゃないですか。テスト中だったら辞書も引けないし、そこで終わりだと思ってしまいます」
佐藤先生
「そんなことはないよ。実は英語が得意な人だって、知らない単語に出会うことはよくあるんだ。彼らがミライくんと違うのは、わからない単語を『推測する力』、あるいは『あえて無視する勇気』を持っていることなんだよ。今日はそのコツを伝授しよう」
ミライくん
「推測する力……。そんな魔法みたいなことができるんですか?」
佐藤先生
「魔法じゃないよ。論理的な技術なんだ。まず一つ目のコツは、『プラスかマイナスか』だけで判断すること。例えば、こんな文があったとしよう。The weather was so gloomy that I stayed home. という文だ。ミライくん、このgloomyという単語の意味はわかるかい?」
ミライくん
「うーん……聞いたことないです。全然わかりません」
佐藤先生
「それでいいんだ。じゃあ、文の後半を見てごらん。I stayed home、つまり『家にいた』と言っているよね。天気がすごく良かったら、普通は外に出かけたくなるだろう?でもこの人は家にいた。ということは、このgloomyという単語は、天気にとってプラスの意味かな、それともマイナスの意味かな?」
ミライくん
「……あ、マイナスな感じがします!悪い天気とか、どんよりした天気とか、そんな感じですか?」
佐藤先生
「その通り!大正解だ。実際、gloomyは『薄暗い』とか『陰気な』という意味だけど、それがわからなくても『悪い天気だったから家にいたんだな』というストーリーさえつかめれば、読解としては合格なんだ。全部を日本語に直そうとしなくていいんだよ」
ミライくん
「なるほど!『何だかわからないけど、悪い意味の言葉なんだな』って思うだけでいいんですね。それなら、いちいち止まらずに済みそうです」
佐藤先生
「そうなんだ。そして二つ目のコツは、『つなぎ言葉』に注目すること。特にandやor、それからbutといった接続詞だね。例えば、He likes apples, grapes, and persimmons. という文。persimmonsがわからなくても、andでつながれている前後の単語を見てごらん」
ミライくん
「リンゴ、ブドウ、そして……。あ、仲間外れがいないから、persimmonsも果物の名前だってわかります!」
佐藤先生
「その通り。persimmonsは『柿』のことだけど、果物だということさえわかれば、彼が果物好きだという文脈は壊れないよね。逆にbutがあれば、その前後で意味がひっくり返るから、わからない単語の反対の意味を想像すればいいんだ」
ミライくん
「パズルみたいですね。周りのヒントから真ん中の形を予想するような」
佐藤先生
「いい例えだね。三つ目のコツは、『言い換え』を探すこと。英語は同じ言葉を何度も使うのを嫌う言葉なんだ。だから、難しい単語が出てきた後には、that is(つまり)とか、for example(例えば)といった言葉を使って、もっと簡単な言葉で説明し直してくれていることがよくあるんだよ」
ミライくん
「あ、それ見たことあります!難しい単語のすぐ後に、カッコ書きで説明があったり、似たような意味の簡単な単語が出てきたりしますよね」
佐藤先生
「そう。だから、わからない単語が出てきた瞬間にフリーズするんじゃなくて、『どこかに助け舟が出ていないかな?』と、少し先まで目を滑らせてみる。これが思考を止めない最大の秘訣だよ」
ミライくん
「助け舟を探す……。今までは単語一つに集中しすぎて、周りが見えていませんでした」
佐藤先生
「最後に、どうしてもわからないし、ヒントも見当たらない。そんなときはどうすればいいと思う?」
ミライくん
「……あきらめて、次の問題に行きますか?」
佐藤先生
「半分正解だけど、もっと積極的な方法がある。それは『その単語を無かったことにする』、つまりX(エックス)と置いて読み飛ばすことだ。例えば、He ate an X. という文があったら、彼は何かを食べたんだな、とだけ解釈して先に進む。最後まで読んだら、実はそれがおにぎりだったのかパンだったのか、自然にわかることもあるからね」
ミライくん
「エックスと置いちゃうんですか。大胆ですね」
佐藤先生
「いいんだよ。長文読解で一番大切なのは、筆者が何を伝えたいかという『幹』の部分をつかむこと。わからない単語という『葉っぱ』の一枚一枚にこだわって、木全体を見るのを忘れてしまったら本末転倒んだ。ミライくん、もう一度さっきのプリントを見てごらん。その丸をつけた単語、本当にそれがないと意味がわからないかな?」
ミライくんは、もう一度プリントに目を落としました。ぐるぐる巻きにされた単語のすぐ後ろには、butという言葉があり、その後に「しかし彼は幸せだった」と書いてあります。
ミライくん
「先生、わかりました!この単語はマイナスの意味で、彼にとって悪いことが起きたんだってわかります。でも、butがあるから、その後に逆転が起きるんですね。単語の意味そのものは、やっぱりまだわからないけど……内容は見えてきました!」
佐藤先生
「素晴らしい!それこそが『読解』だよ。単語のテストをしているわけじゃないんだから、文脈という波に乗っていけばいいんだ。思考を止めなければ、必ずどこかで光が見えてくるよ」
ミライくん
「佐藤先生、ありがとうございます。なんだか、知らない単語が出てくるのが、ちょっとしたクイズみたいで楽しくなってきました」
佐藤先生
「その意気だね。これからもたくさんの『壁』に出会うだろうけど、それを乗り越えたり、くぐり抜けたりする技を一緒に磨いていこう」
英語の長文を読んでいる最中に知らない単語が出てきても、そこで思考を停止させてはいけません。以下の「3つの推測ルール」と「1つの勇気」を持つことで、最後まで読み切る力が身につきます。
結論:わからない単語が出てきたときの解決策
- 1. 「プラス」か「マイナス」か、感情の方向だけを判断する
文全体の雰囲気や、その後の展開から、その単語が良い意味なのか悪い意味なのかだけを推測します。厳密な訳語を出す必要はありません。 - 2. 「つなぎ言葉(and, or, but)」をヒントにする
andやorで並んでいる単語は「同じ仲間」です。逆にbutがあれば、その前後で意味が「逆」になります。周囲の知っている単語から、中心にある不明な単語の意味を逆算しましょう。 - 3. 「言い換え」や「具体例」が後に出てこないか探す
難しい単語の直後には、簡単な言葉での説明や具体例(for exampleなど)が置かれることが多いです。すぐに諦めず、数行先まで目を通す余裕を持ちましょう。 - 4. 最終的には「X(エックス)」として読み飛ばす勇気を持つ
どうしてもわからない単語は、一時的に無視して先に進みます。文章全体を読み終えたときに、その正体が自然と浮かび上がってくることも珍しくありません。
一番大切なのは、一語一句の訳に固執せず、文章の流れ(ストーリー)を追い続けることです。単語の壁で立ち止まらず、ヒントを探しながら進む習慣をつけましょう。
ここまでのコツはつかめましたか?それでは、実際に知らない単語を「推測」して読む練習を、チェック問題で試してみましょう。
理解度チェッククイズ
Q1. 次の文の weird という単語の意味を推測してね。
"The food tasted very weird, so I didn't eat it."
Q2. 次の文で、orがつなげている仲間の関係から推測してね。
"Do you want to play tennis, soccer, or badminton?"
Q3. 文章の中にどうしても意味がわからない単語が出てきて、ヒントも見当たらないとき、一番やってはいけないことは?
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