【中学英語】受動態が驚くほどわかる!佐藤先生とミライくんの「受け身」攻略ガイド

中学英語の大きな壁のひとつ、受動態。
「~される」という言い回しは、日本語では自然に使っていますが、英語の形になると急に難しく感じてしまうものです。
今回は、放課後の教室で佐藤先生とミライくんのやり取りを通じて、受動態の正体を解き明かしていきましょう。


掃除当番の放課後

ミライくん ミライくん
ちょっといいですか 英語の宿題で「受動態」っていうのが出てきたんですけど、もう意味がわからなくて。
佐藤先生 佐藤先生
お、受動態か。ミライくん、ちょうどいいところにいるね。その手に持っている「ほうき」を使って、受動態の正体を考えてみようか。
ミライくん ミライくん
ほうきですか?これで英語がわかるようになるなら、いくらでも持ちますけど……。
佐藤先生 佐藤先生
ははは、頼もしいね。じゃあまず、普通の文章を作ってみよう。ミライくんは今、何をしている?
ミライくん ミライくん
ええと、「僕は教室を掃除します」です。
佐藤先生 佐藤先生
正解。英語にすると "I clean the classroom." だね。これは、ミライくん(主語)が、掃除する(動作)という、いわゆる「能動態(のうどうたい)」という形だ。
ミライくん ミライくん
能動態……。普通の文章のことですよね。
佐藤先生 佐藤先生
そう。でも、視点を変えてみよう。もし、ミライくんじゃなくて「教室」が主役だったらどうなるかな?
ミライくん ミライくん
教室が主役?えーと……「教室は、僕によって掃除される」?
佐藤先生 佐藤先生
その通り!それが「受動態」なんだよ。

受動態の組み立て方

ミライくん ミライくん
日本語ではなんとなくわかりますけど、英語にすると急に「be動詞」とか「過去分詞」とか出てきてパニックになるんです。
佐藤先生 佐藤先生
大丈夫、ルールはたったひとつだけだ。受動態の公式は「be動詞 + 過去分詞」でできている。
ミライくん ミライくん
ビー動詞プラス過去分詞……。
佐藤先生 佐藤先生
そう。さっきの文章で練習してみよう。主役を「The classroom(教室)」にするよ。次に、be動詞を選ぼう。教室はひとつで、今の話だから何を使う?
ミライくん ミライくん
is です。
佐藤先生 佐藤先生
正解。その次に、clean(掃除する)を過去分詞に変えるんだ。clean の過去分詞は何かな?
ミライくん ミライくん
ええと、edをつけるだけでしたっけ。cleaned ですか?
佐藤先生 佐藤先生
その通り!つなげると "The classroom is cleaned." になる。これで「教室は掃除される」という受動態の完成だ。
ミライくん ミライくん
意外とシンプルですね。でも、僕が掃除したっていう情報はどこにいっちゃうんですか?
佐藤先生 佐藤先生
いい質問だね。「~によって」と言いたいときは、最後に by をつけて表現するんだ。
"The classroom is cleaned by Mirai."
これで完璧だ。

過去分詞は「変身後」の姿

ミライくん ミライくん
先生、ひとつ気になることが。過去分詞って、過去形と同じじゃないんですか? cleaned も過去形と同じですよね。
佐藤先生 佐藤先生
そこが混乱ポイントだね。実は、過去分詞には2つのタイプがあるんだ。
1. clean → cleaned みたいに、edをつけるだけの「規則動詞」
2. speak → spoken みたいに、形がガラッと変わる「不規則動詞」

受動態で使うのは、この「過去分詞」の方なんだ。過去形(~した)ではなくて、受け身の形(~された状態)を表すための専用の形だと思ってごらん。
ミライくん ミライくん
専用の形……。じゃあ、暗記しなきゃいけないやつですね。
佐藤先生 佐藤先生
そうだね。でも、受動態をマスターすれば、表現の幅がぐんと広がるよ。
例えば、ミライくんが好きなゲーム。
「このゲームは日本で作られました」って言いたいときはどうなる?
ミライくん ミライくん
主役は「This game」。
「作られた」だから過去の話ですよね。be動詞は is の過去形で was。
make の過去分詞は…… made!
"This game was made in Japan." ですか?
佐藤先生 佐藤先生
完璧だよ、ミライくん!飲み込みが早いね。

なぜ「受動態」なんて面倒なものがあるのか

ミライくん ミライくん
でも先生、わざわざ「~される」なんて言わなくても、「誰々が~した」って言えば済むじゃないですか。なんで受動態なんてあるんですか?
佐藤先生 佐藤先生
鋭いね。実は、受動態を使いたいときっていうのは、大きく分けて3つのパターンがあるんだ。

1. 誰がやったか秘密にしたい、あるいは重要じゃないとき。
「この窓、壊されちゃった(誰がやったか知らないけど!)」みたいな場合だね。

2. された側(物や場所)を強調したいとき。
さっきの「このゲームは日本で作られた」もそう。作った個人名よりも「ゲーム」や「日本」という場所の方が大事だよね。

3. 誰がやったか、わざわざ言わなくてもわかるとき。
「英語は世界中で話されています」とかね。話しているのは「人々」に決まっているから、わざわざ言わなくてもいい。
ミライくん ミライくん
なるほど。犯人を隠したいときとか、物が主役のときには便利ってことか。
佐藤先生 佐藤先生
その感覚が大事だよ。

否定文と疑問文の作り方

ミライくん ミライくん
先生、もうひとつ!受動態を否定文(~されていない)とか、疑問文(~されていますか?)にするときはどうすればいいんですか?
佐藤先生 佐藤先生
それはもっと簡単だよ。受動態には何が入っていたかな?
ミライくん ミライくん
be動詞です。
佐藤先生 佐藤先生
そう。be動詞が入っている文章は、全部 be動詞のルールで動くんだ。
否定文なら be動詞のあとに not を置く。
疑問文なら be動詞を前に出す。
ミライくん ミライくん
え、それだけ?
じゃあ、「この教室は掃除されていません」なら
"The classroom is not cleaned."
「この教室は掃除されていますか?」なら
"Is the classroom cleaned?"
でいいんですか?
佐藤先生 佐藤先生
その通り!一般動詞の do や does を引っ張り出してくる必要はないんだ。be動詞さえあれば、彼は一人で何でもこなしてくれるリーダーなんだよ。

結論:受動態をマスターする3ステップ

ミライくんとの会話を通じて、受動態のポイントが見えてきましたね。最後に、これさえ覚えれば受動態は怖くないというエッセンスをまとめます。

1. 形は「be動詞 + 過去分詞」
受動態の心臓部はここです。主語が単数か複数か(is / are)、現在か過去か(is / was)によって be動詞を正しく選ぶのが第一歩です。

2. 過去分詞は「~された状態」を表す形
規則動詞(edをつけるもの)だけでなく、不規則動詞(write → written など)の過去分詞形を覚えることが、受動態を使いこなす鍵になります。

3. 「~によって」は by で表す
動作をした人を付け加えたいときは、文章の最後に「by + 人」を置きます。ただし、誰がやったか明らかな場合や重要でない場合は省略されることも多いです。

受動態は「視点の切り替え」です。
人が主役なら能動態(~する)、物が主役なら受動態(~される)。
このスイッチを意識するだけで、英語の景色は一気に変わります。

ミライくん ミライくん
ありがとうございます!なんだか受動態が、ただの「言い換えゲーム」みたいに思えてきました。
佐藤先生 佐藤先生
その意気だよ、ミライくん。さあ、宿題の続きもその調子で頑張ろう。
ミライくん ミライくん
はい!あ、でもその前に、僕によって掃除されるはずの教室、終わらせちゃいますね!

受動態の基本がわかれば、次は「助動詞を含んだ受動態(will be ~)」や「完了形の受動態」など、より高度な表現にも挑戦できるようになります。まずはこの基本の形を、何度も口に出して馴染ませていきましょう。

受動態チェック問題

Q1. 「この手紙は昨日書かれました。」を英語にする時、( )に入る言葉は?
This letter ( ) written yesterday.

Q2. 「この部屋は毎日使われます。」の正しい形は?

Q3. 受動態の疑問文「これは日本で作られましたか?」はどれ?

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