三角形の外角の性質とは?「スリッパの法則」で角度の問題を一瞬で解くコツ

今回は、図形の問題を解くときに知っているだけでスピードが2倍、3倍にアップする魔法のような性質、「三角形の外角の性質」について解説します。面倒な引き算をショートカットできる、超便利なテクニックを身につけましょう!


【数学解説】計算ミスが激減!三角形の「外角」と「内角」のステキな関係

テストの残り時間はあと3分!

ミライ君は、定期テスト期間の真っ最中です。

「うわあ、図形の角度を求める問題がまだ残ってる!えーっと、三角形の内角の和は180度だから、まずここの角を180から引いて出して、その隣の外側の角を出すにはまた180から引いて……。ああっ、引き算ばかりで時間が足りないし、計算ミスしそう!」

そこへ、佐藤先生がアドバイスにやってきました。
「ミライ君、そんなに何度も180から引かなくても、一瞬で答えが出る『スリッパの法則』があるんだよ」


隣じゃない2つを足すだけ!

生徒 生徒
佐藤先生!「スリッパの法則」って何ですか?図形の問題にスリッパなんて出てきましたっけ?
佐藤先生 佐藤先生
ははは、形がスリッパに似ているからそう呼ばれているんだ。図を見てごらん。三角形の1つの角の「外角(外側の角)」は、その『隣じゃない方の2つの角(内角)』を足した大きさと同じになるんだよ。
生徒 生徒
えっ、隣じゃない2つを足すだけ?180度から引かなくていいんですか?
佐藤先生 佐藤先生
そうなんだ。例えば、三角形の内側に30度と40度の角があったら、そのどちらでもない残り1つの角の「外側」は、30 + 40 = 70 度ってすぐ出せるんだ。

① なぜ「スリッパ」なの?

生徒 生徒
あ!三角形の底辺を少し伸ばした図を見ると、なんだか足を入れるスリッパみたいに見えますね!
佐藤先生 佐藤先生
そうだろう?スリッパの「つま先」の部分にある2つの角を足すと、スリッパの「かかと」の外側の角になるんだ。これを覚えていると、計算回数が減るからミスも劇的に少なくなるんだよ。

② どうしてそうなるの?(証明の考え方)

生徒 生徒
でも先生、なんで足しただけで外側の角になるんですか?
佐藤先生 佐藤先生
いい質問だ。三角形の3つの角を全部足すと180度だよね。そして、直線(平角)も180度。 つまり、外角の隣にある角を x とすると、
・(他の2つの角) + x = 180
・(外角) + x = 180
この2つの式を見比べると、(他の2つの角) と (外角) は同じ大きさじゃないとおかしいよね?
生徒 生徒
なるほど!どっちも x を足して180になるペアだから、仲間同士なんですね!

3. 結論:これだけ見れば明確に理解できる!

角度の問題で時間を節約するためのポイントは以下の通りです。

本日の重要ポイント

  1. 外角は「隣じゃない2つの内角」の和!
    • 三角形の1つの頂点から線を伸ばしたときにできる外側の角(外角)は、遠くにある2つの角を足した数値と同じ。
  2. 「スリッパ」の形を探せ!
    • 図形の中からスリッパのような形を見つけたらチャンス。つま先+つま先=かかとの外側!
  3. 引き算は最小限に!
    • 180度から引く回数を減らすことで、ケアレスミスを防ぎ、解く時間を短縮できる。
生徒 生徒
佐藤先生、ありがとうございます!スリッパの法則を使ったら、さっきまで悩んでいた問題がたった5秒で解けちゃいました!
佐藤先生 佐藤先生
素晴らしい!この法則は三角形だけじゃなく、もっと複雑な多角形の問題でも応用できるから、しっかりマスターしておこうね。

理解度チェック問題

問1. 三角形の2つの内角が40度と60度のとき、その隣ではない外角の大きさは?

問2. 三角形のある角の隣にある「外角」が120度で、内角の1つが50度のとき、もう1つの内角(隣でない方)は何度?

問3. 「外角の性質」を使う一番のメリットは何?

数学の「ニガテ」が「得意!」に変わる瞬間を。

ミライ・キャリアアカデミーでは、公式の暗記ではなく、視覚的に理解できる楽しい授業を行っています。

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