まずは結論から!「It is 形容詞 that ~」の魔法
佐藤先生
ミライくん、今日は英語で自分の気持ちや意見を伝えるときに、とっても便利な形を練習しようか。
ミライくん
先生、よろしくお願いします!最近、文が長くなってくると、どこから手をつければいいか分からなくなっちゃって。
佐藤先生
そうだよね。特に「~することは大切だ」とか「~なのは本当だ」みたいに、ちょっと複雑なことを言いたいとき、英語には独特のルールがあるんだ。例えば、「英語を毎日勉強することは大切だ」って英語で言えるかな?
ミライくん
ええっと、「勉強すること」だから Studying English every day……「大切だ」は is important。Studying English every day is important. ですか?
佐藤先生
正解!文法的にはバッチリだよ。でもね、英語を話す人たちは、実はあまりその言い方を好まないんだ。
ミライくん
えっ、ダメなんですか?
佐藤先生
ダメじゃないんだけど、英語には「頭でっかちな文を嫌う」という面白いクセがあるんだよ。ミライくんの作ってくれた文は、主語の部分がすごく長いよね。
ミライくん
確かに。「 Studying English every day 」までが主語ですもんね。
佐藤先生
そう。英語はね、結論を早く言いたい言語なんだ。「結局、何なの?」「大事なの?」「面白いの?」っていう結論を先にボーンと出したい。だから、長い主語を後ろにポイっと放り投げて、代わりに空いたスペースに「 It 」を置くんだよ。
ミライくん
それが「 It is 形容詞 that ~ 」の形なんですね!
佐藤先生
その通り。まず「 It is important (それは大事だよ)」って先に言っちゃうんだ。そうすれば、聞いている人は「ああ、何か大事な話なんだな」ってすぐに心の準備ができるでしょ?
ミライくん
なるほど。でも、その「 It 」は何を指しているんですか?
佐藤先生
実はこの It 自体には「それ」という具体的な意味はないんだ。ただの「仮の主役」だね。本当の内容は、あとからくる「 that 」以下の文章で説明するんだよ。
ミライくん
じゃあ、さっきの文を書き換えると…… It is important that I study English every day. になるのかな。
佐藤先生
完璧だね!これなら「大事なんだよ(結論)」→「僕が毎日英語を勉強することはね(中身)」という順番になって、英語らしいリズムになるんだ。
ミライくん
パズルみたいですね。先に「 It is 形容詞 」で気持ちを言っちゃえばいいんだ。
佐藤先生
そうそう。ほかにも「 It is true (それは本当だ)」とか「 It is clear (それは明らかだ)」みたいに、いろんな言葉が使えるよ。ミライくん、何か思いつく形容詞はあるかな?
ミライくん
うーん、「面白い」とか「難しい」も使えますか?
佐藤先生
もちろん!例えば「彼がその問題を解くのは難しい」だったらどうなる?
ミライくん
It is difficult that he solves the problem. ですか?
佐藤先生
大正解。この形を使うと、相手に一番伝えたい「難しいんだよ!」というメッセージが真っ先に伝わるんだ。
ミライくん
先生、一つ気になったんですけど、that の後ろは普通の文(主語+動詞)を置けばいいんですか?
佐藤先生
その通り。that は「ここから詳しく説明するよ」という合図の壁みたいなものだから、その後ろには普通の文章を続ければいいんだ。
ミライくん
これなら、長いことを言いたいときもパニックにならずに済みそうです。まず It is 形容詞!
佐藤先生
その意気だよ。この「 It 」を仮主語、「 that以下 」を真主語(本当の主語)って呼んだりするけど、名前よりも「結論を先に言うための形」だって覚えるのが一番の近道だよ。
ミライくん
わかりました。結論を先に言って、あとから説明する。英語の性格がちょっとわかった気がします!先生、ありがとうございました!
今回の学習のまとめ
It is 形容詞 that ~ の構文は、自分の意見や判断を、相手に分かりやすく伝えるための重要な形です。以下のポイントを整理して、使い方をマスターしましょう。
1.なぜこの形を使うのか
英語は「結論を先に伝えたい」という性質を持っています。主語が長くなりすぎると、何が言いたいのかが伝わりにくいため、まず「 It is 形容詞 」で「それは~だ」と判断を先に伝えてしまいます。
2.It の正体
この It は「仮主語」と呼ばれ、特に具体的なものを指しません。日本語に訳すときも「それは」と訳す必要はありません。
3.that の役割
that は「ここから本当の主語(内容)を話しますよ」という合図です。that の後ろには、必ず「主語 + 動詞」が含まれる文章の形が続きます。
4.よく使われる形容詞
判断を表す言葉がよく使われます。
important(大切な)
true(本当の)
clear(明らかな)
natural(当然の)
strange(不思議な・変な)
結論として、It is 形容詞 that ~ は「まずは一言で感想(形容詞)を言い、その中身を that 以降でゆっくり説明する」という、英語の合理的な考え方が詰まった形です。このリズムに慣れることで、長い文章もスムーズに作れるようになります。
理解度チェック!全問正解を目指そう
Q1. 「それは本当だ」と先に言いたいとき、正しい形は?
Q2. that の後ろに続く言葉の形として正しいのは?
Q3. この構文で「It」を使う一番の理由は?
