計算の順番を完璧にマスター!四則演算の優先順位をルールと例題でわかりやすく解説

第1章:なぜ計算には「順番」があるの?

ミライくん、突然だけど「2 + 3 × 4」という計算、答えはいくつになると思う。
ええと、左から順番に計算すればいいんですよね。2 + 3 は 5 で、それに 4 をかけるから……答えは 20 です。
実は、その計算だと数学の世界ではバツになっちゃうんだ。正解は 14 なんだよ。
えっ、どうしてですか。左から順番にやるのが一番自然じゃないですか。
その気持ちはよくわかるよ。でもね、もし世界中の人がバラバラの順番で計算しちゃったら、同じ式なのに人によって答えが変わってしまうよね。それだと橋を作るときや、ロケットを飛ばすときに大混乱が起きちゃう。だから、世界共通の「計算のルール(優先順位)」が決められているんだ。
世界共通のルール……。なんだか難しそうだけど、どんな順番なんですか。
基本はね、「強いものから先に計算する」って覚えるといいよ。数学の記号には、実は強さのランクがあるんだ。

第2章:最強の記号は「カッコ」と「累乗」

計算の世界で一番わがままで、一番強いのが「( )」カッコなんだ。カッコがあったら、周りにどんな数字があっても無視して、まずカッコの中身を最優先で片付けなきゃいけない。
カッコは「特別扱い」ってことですね。
その通り。そしてその次に強いのが、数字の右上に小さく書く「累乗(2乗や3乗)」だよ。これは数字そのもののパワーを爆発させるものだから、かけ算よりも先に計算するんだ。
カッコが王様で、累乗が大臣みたいな感じかな。
いい例えだね。まず王様の命令(カッコ内)を聞いて、次に大臣の仕事(累乗)を終わらせる。これが計算の鉄則だよ。

第3章:かけ算・わり算は、足し算・引き算より強い

さて、ここからが一番間違いやすいポイントだよ。「×(かけ算)」と「÷(わり算)」は、「+(足し算)」と「-(引き算)」よりも力が強いんだ。
あ、だからさっきの「2 + 3 × 4」は、かけ算を先にやったんですか。
正解! 3 × 4 を先に計算すると 12 になるよね。最後に残った 2 を足して、14 になるわけだ。もし足し算を先にしたい場合は、カッコを使って「(2 + 3)× 4」って書かないといけない。
なるほど。かけ算とわり算はセットで強いグループ、足し算と引き算はセットでちょっと弱いグループってことですね。
そう。同じ強さのグループ、例えばかけ算とわり算だけが並んでいるときは、ようやくミライくんが言った「左から順番に」というルールが適用されるんだ。
強さが同じなら、並んでいる順でいいんだ。やっとスッキリしました。

第4章:マイナスの数がある時のワナ

先生、最近「負の数(マイナス)」を習ったんですけど、引き算が混ざると急に怖くなるんです。
マイナスが出てきても、基本のルールは変わらないよ。ただ、引き算を「負の数を足すこと」だと考えると、もっとミスが減るんだ。
どういうことですか。
例えば「10 - 2 × 3」という式。これもかけ算が先だから、2 × 3 をやって 6。それを 10 から引いて 4 だよね。これを「10 + (-2) × 3」と考えると、かけ算の部分は -6 になる。10 と -6 を合わせるから答えは 4。
うーん、ちょっと頭を使うけど、ルール通り「かけ算優先」を守れば、マイナスがいても迷わずに済みそうです。
その意気だよ。計算の順序を守ることは、数学というゲームのルールを守ることと同じ。ルールさえ守れば、どんなに長い式が出てきても必ず正解にたどり着けるんだ。

結論:計算の順序を完璧にマスターするための4つのポイント

1. カッコの中身を最優先
式の中に「( )」がある場合は、何よりも先にその中の計算を終わらせます。

2. 累乗(2乗、3乗など)の計算
指数のついた数字を普通の数字に戻します。

3. かけ算とわり算
足し算や引き算よりも先に計算します。かけ算とわり算が混ざっている場合は、左にあるものから順に計算します。

4. 足し算と引き算
最後に計算します。これも同じ強さなので、左にあるものから順に進めます。

この「カッコ > 累乗 > かけ算・わり算 > 足し算・引き算」という強さのランキングを意識するだけで、計算ミスは劇的に減らすことができます。どんなに複雑な式でも、この階段を一段ずつ降りるように計算していきましょう。

チェック問題

Q1. 「12 - 4 ÷ 2」の正しい答えはどれ?

Q2. 「(3 + 2) × 5」の正しい答えはどれ?

Q3. 「2 + 3²」の正しい答えはどれ?

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