whetherとifの違いは?「〜かどうか」の使い分けを専門家が徹底解説

whetherとifの違いについての特別講義

佐藤先生
佐藤先生
ミライくん、こんにちは。今日は英語の授業でみんながよく迷う「whether」と「if」の使い分けについて特訓しようか。
ミライくん
ミライくん
先生、ちょうど良かったです。どっちも「~かどうか」って訳しますよね?学校のテストでどっちを使えばいいのか全然わからなくて、適当に「if」って書いちゃってます。
佐藤先生
佐藤先生
あはは、確かに「if」の方が短くて書きやすいもんね。でも、実はこの二つには「いつでも交代できる場合」と「片方しか使えない場合」があるんだ。まず、ミライくんは「if」って聞くとどんな意味を思い浮かべる?
ミライくん
ミライくん
えーっと、「もし~なら」ですよね?「もし明日晴れたら、サッカーしよう」みたいな。
佐藤先生
佐藤先生
正解!それが「if」の元々の性格なんだ。「もし~なら」という条件を表すのが得意なんだよ。一方で「whether」は、もっとお上品で、形もしっかりした言葉なんだ。イメージとしては、道が二つに分かれている看板の前に立っている感じかな。「右に行くか、それとも左に行くか」という「二つの選択肢」をはっきりさせたいときに「whether」は本領を発揮するんだよ。
ミライくん
ミライくん
看板ですか。じゃあ、「~かどうか」って言いたいときは、どっちを使ってもいいんですか?
佐藤先生
佐藤先生
基本的にはそうなんだけど、いくつか「whether」にしかできない仕事があるんだ。例えば、文章の最初に「~かどうかは」って持っていきたいとき。
ミライくん
ミライくん
「彼が来るかどうかは、まだわからない」みたいな文章ですか?
佐藤先生
佐藤先生
そうそう。その場合、英語では「Whether he will come is not clear yet.」と言うんだ。ここで「If」を最初に使うことは、普通はしないんだよ。なぜだと思う?
ミライくん
ミライくん
うーん、なんでだろう。短いから?
佐藤先生
佐藤先生
それもあるかもしれないけど、一番の理由は、文の最初に「If」が来ると、読んでいる人が「お、もし~なら、っていう話が始まるんだな」って勘違いしちゃうからなんだ。最後まで読まないと「~かどうか」なのか「もし~なら」なのか分からないのは不便だよね。だから、文の最初(主語になるとき)は「whether」の独壇場なんだ。
ミライくん
ミライくん
なるほど。最初に「whether」があれば、あ、これから二つの可能性の話をするんだなって心の準備ができるわけですね。
佐藤先生
佐藤先生
その通り!飲み込みが早いね。じゃあ次のポイント。「~かどうか」のすぐ後ろに「or not」を付けたいときはどうかな?
ミライくん
ミライくん
ええっと、よく「whether or not」ってセットで聞きますよね。
佐藤先生
佐藤先生
そう。実は「whether or not」はくっつけて使うことができるんだけど、「if or not」という形は英語ではダメなんだ。もし「if」を使うなら、「or not」は文の一番最後に置かないといけない。「I don't know if he will come or not.」ならOKだけど、「I don't know if or not he will come.」は間違いなんだよ。
ミライくん
ミライくん
ええー、めんどくさい!「whether」ならどっちでもいいんですか?
佐藤先生
佐藤先生
そう、「whether or not he will come」でも「whether he will come or not」でも、どっちでも大丈夫。そう考えると、「whether」の方がルールに縛られなくて自由な感じがしない?
ミライくん
ミライくん
確かに。大は小を兼ねる、みたいな。じゃあ、全部「whether」を使えば間違いじゃないってことですか?
佐藤先生
佐藤先生
実は、日常会話では「if」の方が圧倒的に多く使われるんだ。特に「I don't know if...(~かどうか知らない)」とか「I'm not sure if...(~か自信がない)」みたいに、動詞の後ろに来る場合は「if」の方が自然に聞こえることが多いよ。学校のテストでも、動詞の後は「if」で書くのが一般的だね。
ミライくん
ミライくん
へぇ、使い分けが大事なんですね。他にはどんな違いがありますか?
佐藤先生
佐藤先生
あと大事なのは、前置詞の後ろかな。「about(~について)」とかの後ろに「~かどうか」を置きたいときは、絶対に「whether」じゃないとダメなんだ。例えば、「私たちは、そこへ行くべきかどうかについて話した」という時は「We talked about whether we should go there.」となる。ここで「about if」とは言えないんだ。
ミライくん
ミライくん
前置詞の後ろは「whether」。これもテストに出そうですね。
佐藤先生
佐藤先生
よく出るよ!整理すると、「文の最初」「or notがすぐ後ろに来る」「前置詞の後ろ」。この三つの場所では「whether」しか使えない、と覚えておけば完璧だ。
ミライくん
ミライくん
だいぶ整理できてきました。でも先生、さっき「if」には「もし~なら」っていう意味があるって言いましたよね。それが原因で混乱することってないんですか?
佐藤先生
佐藤先生
いいところに気づいたね!実はそこが一番の落とし穴なんだ。例えば、「Tell me if you are free.」という文を考えてみて。これ、どう訳す?
ミライくん
ミライくん
「もし暇だったら教えて」……かな?
佐藤先生
佐藤先生
それも正解。でも、もう一つの訳し方があるよね。「暇かどうか教えて」だ。
ミライくん
ミライくん
あ!本当だ!どっちの意味か分からなくなっちゃう!
佐藤先生
佐藤先生
そうなんだ。こういう紛らわしい時は、はっきりと「暇かどうか(どちらなのか)」を伝えたいなら「whether」を使うのが親切なんだよ。「Tell me whether you are free or not.」と言えば、「暇なのか、そうじゃないのか、どっちなのか教えてね」という意味にしかならないからね。
ミライくん
ミライくん
なるほど。相手に誤解させないために「whether」を使うっていう、大人の気遣いですね。
佐藤先生
佐藤先生
その通り。英語はコミュニケーションの道具だから、相手が迷わないように言葉を選ぶのはすごく大事なことなんだよ。ミライくんも、迷ったらまずは「whether」の方が守備範囲が広いってことを思い出してね。
ミライくん
ミライくん
わかりました。文の最初、or notとのセット、前置詞の後。この時は「whether」一択。動詞の後はどっちでもいいけど、丁寧なのは「whether」、よく使うのは「if」。これで次のテストはバッチリです!
佐藤先生
佐藤先生
よし、その意気だ。じゃあ、最後に今日のおさらいとして、表にまとめて結論を確認しておこう。

whetherとifの使い分けに関する結論

1. 使い分けの基本ルール
「~かどうか」という意味で使う場合、基本的には「whether」の方がどんな場面でも使える万能な言葉であり、「if」は日常会話でよく使われるものの、使える場所に制限があります。

2. 「whether」しか使えない3つのパターン

  • 文の主語になる場合(文の先頭に来るとき) Whether it will rain is important.(雨が降るかどうかは重要だ。) ※Ifを文頭に置くと「もし~なら」という意味に取られてしまうため。
  • 「or not」を直後に置く場合 I don't know whether or not he is busy.(彼が忙しいかどうか知らない。) ※if or not という形は存在しません。
  • 前置詞(about, on, ofなど)の直後に置く場合 It depends on whether you like it.(それは君がそれを好きかどうかにかかっている。) ※前置詞の後にifを置くことはできません。

3. 意味の混同に注意
ifには「もし~なら」という強い意味があるため、文脈によっては「~かどうか」なのか「もし~なら」なのか区別がつかないことがあります。
Tell me if she comes. (訳1)もし彼女が来たら教えて。(条件)
(訳2)彼女が来るかどうか教えて。(名詞節)
このような誤解を避け、確実に「~かどうか」と伝えたい場合は「whether」を使うのが最も正確です。

4. 結論としての使い分け
日常的な会話の「~かどうか」は「if」で十分。
書き言葉や、文法的に正しいカッチリした文章、または特定のルール(文頭・前置詞の後など)に当てはまる場合は「whether」を使う。

本日のチェック問題!

1. 文の最初: (____) it will rain tomorrow is unknown.

2. or notが直後にある場合: I don't know (____) or not he is at home.

3. 前置詞の後: We are talking about (____) we should buy a new car.

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