受動態(受け身)を佐藤先生と攻略!「be動詞+過去分詞」のコツと見分け方を解説
視点を変えるだけで英語はもっと伝わる!受動態の魔法をマスターしよう
佐藤先生、英語の授業で「受動態」っていうのを習ったんですけど、形が「be動詞+過去分詞」とか言われて、もうそれだけで頭がパンクしそうです。だいたい、普通に「誰々が何々した」って言えば済む話じゃないですか?なんでわざわざ難しい形にする必要があるんですか?
ははは、確かにそうだね。普通に言えば済むことを難しく言っているように感じるかもしれない。でもね、ミライくん。日常会話では「誰がやったか」よりも「何がどうなったか」のほうを強調したいときが山ほどあるんだよ。たとえば、ミライくんの大事な消しゴムが誰かに使われていたとしたら、なんて言う?
あ、「僕の消しゴムが使われてる!」って言います。
そうだよね。そのとき、ミライくんにとって一番大事なのは「誰が」使ったかよりも、「消しゴムが」使われているという事実だよね。このように「~される」という、受け身の視点で話すのが受動態なんだ。
なるほど。消しゴムが主役になるから、受け身になるんですね。でも、作り方がやっぱりややこしいです。
ルールは意外とシンプルだよ。まずは、普通の文(能動態)を思い出してみよう。「トムがこの手紙を書いた」なら、英語でどう言うかな?
Tom wrote this letter. ですよね。
正解。これを「この手紙」を主役にして、「この手紙はトムによって書かれた」に変えてみよう。まず、主役にしたい「This letter」を一番前に持ってくる。その次に、be動詞と過去分詞をセットで置くんだ。
be動詞は、am とか is とかですよね?
そう。今回は「書かれた」という過去の話だから、was を使おう。そして write の過去分詞は……覚えているかな?
ええと、write、wrote、written だから、written ですか?
その通り!つなげると「This letter was written」になる。最後に「トムによって」という、動作をした人を付け加えるときは by を使うんだ。全部つなげるとどうなる?
This letter was written by Tom. になります!
完璧だね。これが受動態の基本の形だよ。
形はわかりました。でも、過去分詞を覚えるのが大変そうです……。それに、どんなときに受動態を使えばいいのか、まだイマイチ区別がつきません。
過去分詞は、不規則動詞の表を少しずつ覚えていくしかないけれど、実は受動態がよく使われる「3つの定番シーン」があるんだ。これを知っていると、ミライくんも自然に使いこなせるようになるよ。
その3つ、教えてください!
1つ目は「犯人が誰かわからない、または言う必要がないとき」。たとえば「私の財布が盗まれた」というとき、誰が盗んだかわかっていたら最初から捕まえてるよね。だから「My wallet was stolen.」と言うんだ。犯人をわざわざ言わなくていいから、by 誰々、の部分は省略されることが多いよ。
確かに。「誰かが僕の財布を盗んだ」って言うよりも、「盗まれた!」って言ったほうが自然ですね。
2つ目は「みんなに知られている事実や、歴史的なことを言うとき」。たとえば「このお寺は400年前に建てられました」とか「英語は世界中で話されています」みたいな場合だね。
English is spoken all over the world. ですね。教科書で見たことがあります!
そう。これも、誰が話しているかは「世界中の人々」だと当たり前にわかるから、by people とは言わないんだ。そして3つ目は、さっきの消しゴムの話みたいに「物や出来事を主役にして、みんなの注目を集めたいとき」だよ。
なるほど。その場の雰囲気や、何を一番伝えたいかで使い分けるんですね。
その通り。じゃあ、ちょっと練習してみようか。ミライくん、野球は好きかな?
はい!大好きです。
じゃあ、「大谷選手はみんなに愛されています」を英語にしてみよう。主役は大谷選手(Shohei Ohtani)だよ。
ええと、愛されているのは今の話だから be動詞は is で、love の過去分詞は loved だから…… Shohei Ohtani is loved by everyone. ですか?
大正解!じゃあ、ちょっとひっかけ問題を出すよ。もし「大谷選手はみんなに愛されていました」という過去の話にするなら、どこを変えればいい?
ええと……過去分詞は変えちゃダメなんですよね?
鋭いね!過去分詞はそのまま。時制を担当するのは、実は be動詞のほうなんだ。
あ、そうか!じゃあ is を was に変えて、Shohei Ohtani was loved by everyone. にすればいいんだ。
その通り。be動詞が「いつの話か」を決め、過去分詞が「~される」という意味を決める。このコンビネーションが受動態の心臓部なんだよ。
先生、なんだかパズルみたいで面白くなってきました。否定文や疑問文はどうすればいいんですか?
いい質問だね。しかし安心して。受動態の文には be動詞が入っているだろう?だから、否定文や疑問文の作り方は、1年生のときに習った「be動詞のルール」と全く同じなんだ。
え、本当ですか?
本当だよ。否定文なら be動詞の後ろに not を置くだけ。疑問文なら be動詞を主語の前に出すだけ。たとえば「このケーキはミライくんによって食べられましたか?」ならどうなる?
Was this cake eaten by Mirai? ですか?
ピンポン!とっても簡単だろう?新しいことを学んでいるようで、実は半分以上はもう知っている知識の組み合わせなんだよ。
そう聞くと、受動態が全然怖くなくなりました。
よかった。受動態をマスターすると、ニュースを読んだり、映画のセリフを聞いたりしたときに、「ああ、今は物が主役なんだな」と視点の動きがわかるようになる。表現の幅がぐんと広がるんだよ。
よし、不規則動詞の過去分詞をもう一度見直して、受動態を自分のものにしてみせます!
素晴らしい。じゃあ、最後に今日学んだことをスッキリまとめておこう。これを読み返せば、いつでも「受動態の魔法」を思い出せるはずだよ。
結論:受動態(受け身)を使いこなすための3ステップ
1. 形のルール:主役 + be動詞 + 過去分詞(+ by ~)
・「~は(によって)……される/された」という意味になる。
・be動詞の形(is, are, was, were)で「いつ」の話かを決める。
・過去分詞は形が変わらないので、しっかり暗記しよう。
2. どんなときに使う?
・「何がどうなったか」という結果を強調したいとき。
・誰がやったかわからない、または言う必要がないとき(財布が盗まれた、等)。
・歴史や事実を伝えるとき(寺が建てられた、英語が話されている、等)。
3. 否定文・疑問文の作り方
・be動詞の文と全く同じルール。
・否定:be動詞 + not(例:is not / was not)
・疑問:be動詞を文の先頭に出す(例:Was this ...?)
受動態の見極めポイント:
文の主語が「人間」じゃなくて「物」のときは、高確率で受動態が使われます。まずは「物は自分から動かないから、される側だな」とイメージすることから始めてみましょう。
佐藤先生、ありがとうございました!これで受動態のテストもバッチリです。
ミライくんなら大丈夫。一つ一つ丁寧に組み立てていけば、英語は必ず味方になってくれるよ。これからも一緒に頑張ろうね!
受動態チェッククイズ!
Q1. 「この手紙は昨日書かれました」正しい英語はどっち?
Q2. 「この部屋は毎日掃除されます」正しい英語はどっち?
Q3. 受動態の否定文「このケーキは食べられませんでした」正しいのは?
