桂園時代とは?桂太郎と西園寺公望が協力した理由をわかりやすく解説

桂園時代(桂太郎と西園寺公望の時代)|ミライ・キャリア・アカデミー

「大きな学校行事を成功させるにはクラス全体の力が必要」

ある日、学校で大きな文化祭の準備が始まった日。

先生、文化祭の準備って、係や委員だけで決めても続かない気がします。
合唱コンクールの日と体育祭の日がぶつかってるって決まった後、そのままにしてたら大混乱じゃないですか?
うん。だからその解決には、いろんな意見をまとめていく話し合いが必要になるよね
でも意見が違うとケンカになりません?
そこで大事なのが、“協力して進める仕組み”なんだ。
実は昔の日本でも、協力が必要な 大きな時代の流れ があったんだよ
えっ、学校と同じなんですか?
うん。 今日は 桂園時代(けいえんじだい) という時代を、 その “協力が必要だった理由” を中心にお話しよう

◆先生とミライくんの会話で学ぶ

① 桂園時代ってどんな時代?

ミライくん
桂園時代って、たしか、桂太郎さんと西園寺公望さんが交代で政治をした時代でしたよね?
佐藤先生
詳しいね!
1901年から1913年ごろまでの12年くらいの間、桂太郎と西園寺公望が交互に総理大臣になった時代だよ。

② 当時の社会は、何が問題だった?

ミライくん
何が大きく変わろうとしてたんですか?
佐藤先生
昔の日本の政治は、
少数のエライ人(藩閥・元老)中心に動いていたんだ。
これは、江戸時代の特定の藩(地域)出身者を中心に政府を担う立場になった人たちが集まって作った政治の仕組みだったんだよ
ミライくん
それって、なんか上の人たちだけで決めてる感じですね
佐藤先生
でもその頃の日本では、
国会が生まれて政党が力を持ってきていたんだ。国民の声を大事にする政治の仕方が求められていたんだよ

③ 日露戦争と挙国一致体制

ミライくん
戦争って関係あるんですか?
佐藤先生
関係大アリだよ。
19041905年に起きた日露戦争のあと、日本の中では国の立て直しが急がれていたんだ。
戦争は勝ったけれど、
たくさんのお金がかかったし、社会の仕組みも大きく変えなきゃいけなかったんだ
ミライくん
そしたら、みんなで協力しないとダメですね
佐藤先生
そこで出てきたのが 挙国一致(きょこくいっち)体制 という考え方。国の危機や大きな仕事をするときには、対立している勢力同士でも協力しよう――というものなんだよ。

④ 桂太郎は協力したくなかった?

ミライくん
先生って、桂太郎さんは最初から協力したかったんですか?
佐藤先生
実は、桂太郎は 政党政治とは対立関係にある立場だったんだ。彼は藩閥という昔からの政治勢力を代表していて、政党の考え方とはあまり合わなかったんだよ。
“積極的に協力したい” とまでは言えない立場だった。
でも大きな問題(国の立て直しや戦争後の社会改革)があったから、協力せざるを得なかった と言ったほうが正確なんだ

⑤ 西園寺公望って誰?

ミライくん
じゃあ西園寺公望さんはどうだったんですか?
佐藤先生
西園寺公望は、
政党政治を大事にする側だったんだ。彼は自由民権運動の考えとつながりもあって、国会の力や政党の意見を政治に取り入れようとしたんだよ。
ただし、単純に戦うだけじゃなくて、
日本の政治を安定させる必要があるという大前提が今の社会にはあったんだ

⑥ 「協力しないと政治が壊れる」状況だった

ミライくん
桂太郎さんも西園寺公望さんも、全然違う考えなのに協力した――って、すごいですね
佐藤先生
それは
日本という“国全体が困っていたから”なんだよ
戦争のあと、国のお金の問題・社会の不満・新しい政治の仕組みなど、どれも一人の力で解決できるものじゃなかったんだ。
それで、立場が違っても協力しなきゃいけないってことですね
だから桂太郎は、西園寺公望に政権を譲って、“政党側”の力を使って国会をまとめる選択をしたんだ。

◆結論

桂園時代は――
日本全体が大きな困難と変化を迎えていた時代に、
“それぞれ立場の違う勢力が協力せざるを得なかった” 政治の仕組みの一つ
だったんだ

◆ポイントまとめ

  • 時代背景が大事! → 日露戦争や社会の変化で日本は大きな問題を抱えていた。
  • 桂太郎は最初から協力したいわけではなかった → 立場としては政党政治と対立関係だった。
  • 西園寺公望は政党政治を重視していた → 国会中心の政治を進めたかった立場だった。
  • それでも協力が必要だった → 国全体の安定や大きな仕事を成し遂げるためには、対立する勢力同士の協力が不可欠だった。

チェック問題

問題1. 桂園時代とは誰が交代で政権を担った時代ですか?

問題2. 桂太郎が政党政治に対してどういう立場だったか、最も近いものはどれ?

問題3. 「挙国一致体制」とはどんな考え方ですか?

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