英語を勉強していると、単語を覚えるだけで精一杯になっちゃいますよね。でも、実は英単語には「役割」が決まっていて、そのルールを知るだけで、パズルのようにスラスラ文章が作れるようになるんです。
今回は、英語の「品詞(ひんし)」という、言葉のチーム分けについて、佐藤先生とミライくんの会話を通して、わかりやすく解説します!
目次
英語のルールは「イス取りゲーム」と同じ!?
「英語って、なんであんなに順番がうるさいの?」
そんな疑問を持っているミライくんと一緒に、英語の正体を探っていきましょう。
佐藤先生、英語のテストで「品詞を答えなさい」とか「正しい順番に並べかえなさい」っていう問題が全然わからなくて……。そもそも「品詞」って何なんですか? 漢字ばっかりで難しそう。
ミライくん、大丈夫だよ。実は「品詞」っていうのは、ただの「言葉のグループ名」なんだ。野球でいえば「ピッチャー」とか「キャッチャー」みたいなポジションのことだね。
ポジション?
そう。英語は「イス取りゲーム」に似ているんだ。決まったイス(場所)に、決まったポジションの人(品詞)しか座っちゃいけないっていうルールがあるんだよ。例えば、「名詞」っていうチームの人はここに座る、「動詞」チームの人はここ、って感じでね。
へぇ〜。そのルールさえ分かれば、英単語をどこに置けばいいか迷わなくなるってことですか?
その通り! 逆に言えば、どんなに単語を知っていても、座るイスを間違えたら英語として通じなくなっちゃうんだ。今日は、特によく使う「10個の品詞」と、その組み合わせのルールをマスターしよう!
1. 全ての主役!「名詞(めいし)」
まずは一番大事な「名詞」だ。これは「名前」のこと。ミライくんの周りにあるもの、全部「名詞」だよ。
えーっと、Apple(りんご)、Desk(机)、Dog(犬)……僕の名前も名詞ですか?
正解! 「モノ・人・場所」の名前は全部名詞だね。
名詞の最大の特徴は、「文の主人公(主語)」になれること。それと、文の最後の方で「〜を」にあたる場所にも座れるんだ。
名詞の最大の特徴は、「文の主人公(主語)」になれること。それと、文の最後の方で「〜を」にあたる場所にも座れるんだ。
名詞のルール:前に何が来る?
ここで超重要なルール! 名詞がイスに座るとき、たまに「付き添いの人」が必要になるんだ。
- 「a / an / the」のあと: これらを「冠詞(かんし)」って呼ぶけど、彼らの後ろには必ず名詞が来るよ。
例:a pen、the sun - 「my / your」のあと: 「私の」「君の」の後ろも、必ず名詞だね。
例:my friend、your bag
たしかに! 「my」だけで終わる文なんて見たことないです。必ず後ろに何の名前かが来ますね。
2. 動きの王様!「動詞(どうし)」
次は「動詞」。これは「動き」や「状態」を表す言葉だ。英語の文の中で、一番パワーを持っているよ。
Run(走る)とか Eat(食べる)とかですよね。
そうだね。英語では、「誰が(名詞) + どうする(動詞)」っていう順番が絶対なんだ。
動詞のルール:どこに置く?
動詞は、基本的には「主語(名詞)のすぐ後ろ」が定位置だ。
- Mirai runs.(ミライは走る)
なるほど。動詞の前に必ず「誰が」っていう名詞がいるんですね。
3. 名詞をパワーアップ!「形容詞(けいようし)」
先生、名詞とか動詞はわかるんですけど、Beautiful(美しい)とか Big(大きい)とかは何なんですか?
それが「形容詞」だよ。役割はひとつ、「名詞を詳しく説明すること」だ。
名詞を詳しく?
例えば、ただの「Dog(犬)」じゃなくて、「Big dog(大きい犬)」って言いたいとき。この「Big」が形容詞だね。
形容詞のルール:どこに置く?
- 名詞のすぐ前: 名詞を前から飾りつけるよ。
例:a happy boy - be動詞(am, is, are)の後ろ: 「どんな状態か」を説明するよ。
例:He is tall.
「a happy」だけじゃ意味がわからないから、必ず後ろに「boy」みたいな名詞が必要なんだ。
4. 動詞を詳しく!「副詞(ふくし)」
形容詞と似ていてややこしいのが、Very(とても)とか Fast(速く)なんですけど……。
それは「副詞」だね。形容詞が「名詞」担当なら、副詞は「それ以外(主に動詞)」を担当するんだ。
「それ以外」?
例えば、「走る」を詳しくしてみて。
「速く走る」とか「ゆっくり走る」ですか?
その「速く(fast)」が副詞! 動詞の勢いや様子を説明するのが仕事だよ。
副詞のルール:どこに置く?
- 動詞の前後: Run fast.
- 形容詞の前: Very happy.(「とても」幸せ。幸せ度をアップさせてるね)
副詞は、名詞以外の言葉を「もっと詳しく」したい時に、どこにでも飛んでいく忍者のような存在ですね!
5. 代わりを務める!「代名詞(だいめいし)」
これは簡単だよ。「名詞の代わり」をするから「代名詞」。
I, You, He, She, It とかですか?
その通り! 何度も「佐藤先生は〜、佐藤先生は〜」って言うとくどいから、「彼は〜(He)」って言い換えるんだね。
6. 場所や時間を指し示す!「前置詞(ぜんちし)」
あと、in とか at とか on とか。短いくせに使い方が難しいやつ!
それは「前置詞」。「前に置く詞(ことば)」って書くでしょ? 何の前に置くと思う?
うーん……名詞ですか?
大正解! 前置詞は、必ず後ろに「名詞」を連れてくるんだ。そして「場所」や「時間」の目印を作るよ。
前置詞のルール:後ろはどうなる?
- 前置詞 + 名詞:
- in the room(部屋の中)
- at 5:00(5時に)
- on the desk(机の上)
「in the」で止めちゃダメなんですね。絶対に後ろに「どこ」なのかという名詞が必要なんだ。
7. 文をつなぐ接着剤!「接続詞(せつぞくし)」
and(そして)や because(なぜなら)のように、言葉と言葉、文と文をつなぐのが「接続詞」だ。
接着剤ですね!
そう。これがあると、長い文章が作れるようになるよ。
8. 感情が漏れる!「間投詞(かんとうし)」
最後は「間投詞」。Oh! とか Wow! とか。これはあまりルールを気にしなくていい、心の叫びだね。
9. 意味をプラス!「助動詞(じょどうし)」
次は「助動詞」だ。これはその名の通り、動詞を「助ける」言葉だよ。動詞だけでは表せない「〜できる」とか「〜しなければならない」といった、話し手の気持ちや意味を付け加えるんだ。
can(〜できる)とか must(〜しなければならない)とか、will(〜するつもり)のことですね!
その通り!助動詞には、テストで狙われやすい「鉄のルール」があるんだけど、知っているかな?
えーっと……。後ろの形が決まっているんでしたっけ?
冴えてるね!助動詞は、必ず「動詞のすぐ前」に置いて、後ろに来る動詞は絶対に「原形(元の形)」にしないといけないんだ。
助動詞のルール:使い方の決まり
- 助動詞 + 動詞の原形:
- I can swim.(私は泳ぐことができる)
- He will go.(彼は行くだろう)
「He can swims」みたいに「s」をつけちゃダメってことですね。助動詞が来たら、後ろの動詞は素っ裸の「原形」になるって覚えます!
10. 名詞の目印!「冠詞(かんし)」
最後は「冠詞」だ。これは「a / an / the」の3つだけ。数が少ないから簡単そうに見えるけど、実は奥が深いんだよ。
日本語にはない言葉だから、つい書くのを忘れちゃうんですよね……。
漢字の通り、名詞がかぶる「冠(かんむり)」、つまり「帽子」だと思えばいいよ。「ここから名詞が始まるよ!」っていう合図なんだ。
冠詞のルール:どこに置く?
冠詞は必ず「名詞の前」に置くのが鉄則。もし形容詞がある場合は、形容詞よりもさらに前に置くんだよ。
- 冠詞 + 名詞: a cup
- 冠詞 + 形容詞 + 名詞: a red cup
名詞という「頭」の上に、冠詞という「帽子」をかぶせるイメージですね。形容詞という「リボン」がついても、帽子は一番外側!
素晴らしい例えだね!これで主要な品詞はすべて網羅したよ。
品詞のルールまとめ:パズルの組み合わせ表
先生、なんとなく分かってきました。単語にはそれぞれ役割があって、隣り合わせになる相性も決まっているんですね。
その通り! 最後に、これを覚えておけば並べかえ問題で迷わない「組み合わせルール」をまとめよう。
これだけは覚えよう!品詞の隣人ルール
| 前にくる言葉 | 後ろにきやすい品詞 | 例 |
|---|---|---|
| 冠詞 (a, the) | 名詞 | a book |
| 所有格 (my, your) | 名詞 | my cat |
| 形容詞 (big, beautiful) | 名詞 | big city |
| 前置詞 (in, at, to) | 名詞 | to school |
| 助動詞 (can, will) | 動詞(原形) | can swim |
| 副詞 (very) | 形容詞 / 副詞 | very hot |
結論:迷ったら「名詞」と「動詞」を探せ!
英語の勉強で迷子になったら、この結論を思い出してください。
- 全ての単語には「品詞(役割)」がある。
- 文の主役は「名詞」、アクションは「動詞」。
- 「a / my / in / big」などの言葉を見たら、後ろに「名詞」が来るのを待つ。
- 副詞(veryなど)は飾りなので、なくても文は成り立つ。
なるほど! 闇雲に並べるんじゃなくて、「名詞のイス」の前に「冠詞」や「形容詞」がくっついている塊を見つければいいんだ。
バッチリだね! 品詞がわかれば、英語というパズルの「ピースの形」を理解したも同然だよ。
よし、これで単語の並べ方は完璧です! でも先生、このピースをどう並べたら「完璧な文章」になるんですか?
いい質問だね。品詞というピースの使い方がわかったら、次は「文の設計図」を知る必要があるんだ。それが「文型(ぶんけい)」だよ。
設計図……! それも知りたいです!
今回の記事で「品詞」の基礎はバッチリですね。次は文型の記事で、さらに英語を得意科目に変えていきましょう!
品詞理解度チェックテスト
Q1. 冠詞「a」や「the」の後ろに必ず来る品詞はどれ?
Q2. 「とても(Very)」のように、形容詞や動詞を詳しく説明する品詞は?
Q3. 次の文で( )に入る適切な品詞は?
He runs ( ).
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