今日はまず「S, V, O, C」って何かを簡単に確認してから、文型をひとつずつ見ていくよ。
目次
S, V, O, C の役割(かんたんに)
- S(Subject・主語):文の「主人公」。誰が話しているか、あるいは誰が行動するかを表す言葉。例:I, you, he, my mother, the train など。
- V(Verb・動詞):何をするか、どんな状態かを示す語。「動作」や「状態」を表す。例:eat, go, be, seem, give。
- O(Object・目的語):動詞の「対象」。誰に/何を(動作の相手・対象)を示す名詞。例:an apple, him, the book。
- C(Complement・補語):主語や目的語の説明・名前付け・状態を補う語。英語の中で日本語に直接対応する語がないことが多いから、少し詳しく説明するよ。
- She is kind. → 「kind」が主語(She)の性質(やさしい)を説明している。これが主語補語(C)。
- They elected him president. → 「president」が目的語(him)に対して「その名前/役職」をあてている。これが目的語補語(C)。
つまり補語は「~は〜だ」「~を〜と呼ぶ」「~を〜にする」といった意味を英語で表すために使う、と覚えておくと良いよ。
第1文型(SV) - SがVする
例:
- I slept.(私は寝た。)
- Birds fly.(鳥が飛ぶ。)
- The bell rang.(ベルが鳴った。)
実際の場面:
- 「もう寝るね」と言うとき:I slept.(過去の場合)や I will sleep.(未来)という形。
- 「鳥が飛んでいる」と観察する場面:Birds fly.
見分け方のヒント:動詞のあとに目的語(何を?誰を?)が来ていなければまずはSVを疑おう。ただし副詞や前置詞句(in the park, today など)は付いても大丈夫だよ。
第2文型(SVC) - SはCである(SがCの状態になる)
よく使う動詞:be(〜です)、become(〜になる)、seem(〜のようだ)、look(〜に見える)、feel(〜に感じる)など。
例:
- She is happy.(彼女は幸せだ。) → Cは形容詞で主語を説明。
- He became a teacher.(彼は先生になった。) → Cは名詞で主語の新しい「職業」を示す。
- The soup tastes good.(スープはおいしい。) → Cはスープの性質。
ポイント:Cは主語と同じもの(=関係)を表す。つまり S = C の関係(主語と補語は同じ対象の別の表現)だよ。
第3文型(SVO) - SがOをVする(Sが誰か/何かに行為をする)
例:
- I eat an apple.(私はリンゴを食べる。)
- She reads a book.(彼女は本を読む。)
- We watched a movie.(私たちは映画を見た。)
日常でとても多い形。「誰が何をしたか」を素直に伝えるときに使うよ。
見分け方:動詞の後に名詞(目的語)があればSVOが有力。Cではなく、単に動詞の対象になっているかを確認しよう。
第4文型(SVOO) - SがO₁(人)にO₂(物)をVする(誰に何を)
例:
- She gave me a pen.(彼女は私にペンをくれた。) → me が間接目的語、a pen が直接目的語。
- He told us a secret.(彼は私たちに秘密を話した。)
言い換え:S + V + O₂ + to/for + O₁ の形式にもできる(She gave a pen to me.)。話す相手(人)に何かを渡す・伝える場面に使うね。
見分け方:動詞が「誰に何を」の意味を含んでいるか、あるいは to/for を使って言い換えられるかをチェックしよう。
第5文型(SVOC) - SがOをVして、OはCである(O = C の関係)
代表例の動詞:call(呼ぶ)、make(〜にする)、find(〜だと分かる)、name(名前をつける)、elect(選ぶ)など。
例(Cが形容詞の場合):
- She made me happy.(彼女は私を幸せにした。) → O(me)と C(happy)は「me は happy な状態だ」という関係。
- I found the room clean.(私はその部屋がきれいだと分かった。)
例(Cが名詞の場合):
- They call him John.(彼らは彼をジョンと呼ぶ。) → O(him)=C(John)。
- We elected her president.(私たちは彼女を会長に選んだ。) → O(her)=C(president)。
確認方法:Oの後に来る語が「そのOは〜だ/〜にされる」と説明しているならSVOCだよ。
文型を見分ける簡単チェック(実戦で使える手順)
- 動詞(V)を見つける。
- 動詞のあとに名詞(目的語)があるかを見る。ない → 第1文型の可能性。
- 動詞が be, seem, become のように「主語の状態」を表すか? → はい → 第2文型。
- 動詞が give, tell などで「誰に何を」という意味を持つか? → はい → 第4文型を検討。to/for で言い換えられるか確かめる。
- 目的語の直後に形容詞や名詞があって、その語が目的語を説明しているか? → はい → 第5文型。
もう少し実践的な例(場面別)
- 朝の会話(起きた/行った)→ SV
- I woke up. / I left for school.
- 気持ちや状態を伝える(元気?疲れた?)→ SVC
- I am tired. / She seems excited.
- 食べる・見る・買うなどの普通の動作→ SVO
- I bought a sandwich. / He watched TV.
- 誰かに何かをくれる・教える→ SVOO
- My friend sent me a message. / The teacher taught us English.
- 名前をつける・誰かをある役目にする→ SVOC
- They named the baby Tom. / The news made him famous.
まとめ(結論)
- S は「誰が」、V は「何をする/どんな状態か」、O は「動詞の対象(誰に・何を)」、C は「主語や目的語を説明する語」。
- 文型の違いは「文の骨組み」がどうなっているかを見ること。順番(S, V, O, C)の並び方でどの文型かすぐ分かるよ。
- SVOC のときは特に「O と C が同じ人やものを指している(O = C の関係)」だと覚えると便利。
修飾語(M)ってどんな種類があるの?
- 副詞(adverb) — 動詞・形容詞・他の副詞・文全体を修飾する。
例:She runs fast.(彼女は速く走る。)
例:He is very tired.(彼はとても疲れている。)
※「とても」は形容詞(tired)を修飾している副詞だよ。 - 副詞句/副詞節(adverb phrase / clause) — 「in the morning」「yesterday」「when I arrived」など、時間・場所・理由・方法を表すまとまり。
例:I study in the morning.(私は朝に勉強する。)
例:She left because she was sick.(彼女は具合が悪かったので帰った。) - 形容詞(adjective)(および形容詞句) — 名詞を直接修飾する(名詞の前)か、補語として主語/目的語を説明する(後ろ)。
- 名詞の前で:a big dog(大きな犬) — これを「属性(名詞の説明)」という意味で使う。
- 補語として:The dog is big.(その犬は大きい。) — こっちは SVC の C に当たる使い方。
- 前置詞句(prepositional phrase) — 場所・時間・方法を表すことが多い。名詞を修飾することも動詞を修飾することもある。
例:The book on the table is mine.(テーブルの上の本は私のものだ。) — 名詞(book)を修飾。
例:She sat on the chair.(彼女は椅子に座った。) — 動詞 sat を修飾(場所を示す)。
M(修飾語)はどこに置く?基本ルールと注意
- 形容詞は名詞の前(限定)か be 動詞の後(叙述)に置く。
- a big house(限定:大きな家)
- The house is big(叙述:その家は大きい)
- 副詞は修飾するものによって位置が変わる。
- 動詞を修飾する副詞は動詞の前後どちらにも来ることがある(but: 意味が変わることも)。
例:She often goes. / She goes often.(どちらもよく行く) - 頻度を表す副詞(always, usually)は一般に主語と動詞の間に置くことが多い:She always studies.
- manner(やり方)を表す副詞は文末に来ることが多い:He speaks clearly.
- 動詞を修飾する副詞は動詞の前後どちらにも来ることがある(but: 意味が変わることも)。
- 前置詞句は修飾対象の近くに置く(近すぎても遠すぎても意味が分かりにくくなる)。
- 正:I saw a cat in the garden.(庭で猫を見た。) ← in the garden は saw を修飾(場所)。
- 注意:I saw in the garden a cat. は不自然。修飾語は近くに置こう。
- 修飾語は文型の「核心」を変えない。
- つまり、SV, SVO, SVC などの判断は、修飾語を一時的に外して考えれば分かりやすい。
例:She gave me a pen yesterday. → core は SVOO(She gave me a pen)。yesterday は M。
- つまり、SV, SVO, SVC などの判断は、修飾語を一時的に外して考えれば分かりやすい。
文型ごとのMの例(実際の使い方を確認)
- SV:The bell rang loudly.(ベルが大きな音で鳴った。)
→ core: The bell rang(SV) / M: loudly(どのように) - SVC:She is very happy today.(彼女は今日とても幸せだ。)
→ core: She is happy(SVC) / M: very(程度を強める副詞), today(時間) - SVO:I ate a sandwich this morning.(私は今朝サンドイッチを食べた。)
→ core: I ate a sandwich(SVO) / M: this morning(いつ) - SVOO:He gave her a gift last week.(彼は先週彼女にプレゼントを渡した。)
→ core: He gave her a gift(SVOO) / M: last week(いつ) - SVOC:They called him Tom yesterday.(彼らは昨日彼をトムと呼んだ。)
→ core: They called him Tom(SVOC, O=him, C=Tom) / M: yesterday(いつ)
理解度チェック問題
問1:第2文型(SVC)において、主語(S)と補語(C)はどのような関係になりますか?
問2:修飾語(M)を加えると、文の基本文型(SVOなど)はどうなりますか?
問3:例文「He speaks clearly.」(彼ははっきりと話す)において、「clearly」の役割はどれですか?
