文型(SVO/SVC)の役割と見分け方!単語がわからなくても意味が推測できる!

5文型と修飾語(M)の解説
ミライくん
ミライくん
SとかVってよく聞くけど、それを知っていると何か役に立つんですか?
佐藤先生
佐藤先生
これらを知っていると単語がわからなくても意味が推測できるようになるんだ!
今日はまず「S, V, O, C」って何かを簡単に確認してから、文型をひとつずつ見ていくよ。

S, V, O, C の役割(かんたんに)

佐藤先生
佐藤先生
まずは役割をサクッと説明するね。
  • S(Subject・主語):文の「主人公」。誰が話しているか、あるいは誰が行動するかを表す言葉。例:I, you, he, my mother, the train など。
  • V(Verb・動詞):何をするか、どんな状態かを示す語。「動作」や「状態」を表す。例:eat, go, be, seem, give。
  • O(Object・目的語):動詞の「対象」。誰に/何を(動作の相手・対象)を示す名詞。例:an apple, him, the book。
  • C(Complement・補語):主語や目的語の説明・名前付け・状態を補う語。英語の中で日本語に直接対応する語がないことが多いから、少し詳しく説明するよ。
ミライくん
ミライくん
補語ってなんだか難しそう…。
佐藤先生
佐藤先生
確かに。補語は日本語の文に直接ない形のことが多いから戸惑うよね。簡単に言うと「文の中のある要素(主語か目的語)に『何であるか』『どんな状態か』を教えてあげる言葉」だよ。主語について説明する補語(主語補語)と、目的語について説明する補語(目的語補語)があるんだ。たとえば:
  • She is kind. → 「kind」が主語(She)の性質(やさしい)を説明している。これが主語補語(C)。
  • They elected him president. → 「president」が目的語(him)に対して「その名前/役職」をあてている。これが目的語補語(C)。

つまり補語は「~は〜だ」「~を〜と呼ぶ」「~を〜にする」といった意味を英語で表すために使う、と覚えておくと良いよ。

ミライくん
ミライくん
なるほど、主語や目的語の「説明役」なんだね。わかりやすい。
佐藤先生
佐藤先生
うん。では、この理解をもとに5つの文型を見ていこう。見出しは一目で意味が分かるように直したよ。

第1文型(SV) - SがVする

佐藤先生
佐藤先生
第1文型は「S + V」。動詞が自動詞(目的語を要さない動詞)で、行動や出来事だけを伝えたいときに使うよ。

例:

  • I slept.(私は寝た。)
  • Birds fly.(鳥が飛ぶ。)
  • The bell rang.(ベルが鳴った。)

実際の場面:

  • 「もう寝るね」と言うとき:I slept.(過去の場合)や I will sleep.(未来)という形。
  • 「鳥が飛んでいる」と観察する場面:Birds fly.

見分け方のヒント:動詞のあとに目的語(何を?誰を?)が来ていなければまずはSVを疑おう。ただし副詞や前置詞句(in the park, today など)は付いても大丈夫だよ。

第2文型(SVC) - SはCである(SがCの状態になる)

佐藤先生
佐藤先生
第2文型は「S + V + C」。Cが主語(S)を説明する文型だね。日本語だと「Sは~だ/Sは~に見える」という感じ。

よく使う動詞:be(〜です)、become(〜になる)、seem(〜のようだ)、look(〜に見える)、feel(〜に感じる)など。

例:

  • She is happy.(彼女は幸せだ。) → Cは形容詞で主語を説明。
  • He became a teacher.(彼は先生になった。) → Cは名詞で主語の新しい「職業」を示す。
  • The soup tastes good.(スープはおいしい。) → Cはスープの性質。

ポイント:Cは主語と同じもの(=関係)を表す。つまり S = C の関係(主語と補語は同じ対象の別の表現)だよ。

第3文型(SVO) - SがOをVする(Sが誰か/何かに行為をする)

佐藤先生
佐藤先生
第3文型は「S + V + O」。動詞が他動詞で、誰に何をしたか(または何が影響を受けたか)を明確にする文型だよ。

例:

  • I eat an apple.(私はリンゴを食べる。)
  • She reads a book.(彼女は本を読む。)
  • We watched a movie.(私たちは映画を見た。)

日常でとても多い形。「誰が何をしたか」を素直に伝えるときに使うよ。

見分け方:動詞の後に名詞(目的語)があればSVOが有力。Cではなく、単に動詞の対象になっているかを確認しよう。

第4文型(SVOO) - SがO₁(人)にO₂(物)をVする(誰に何を)

佐藤先生
佐藤先生
第4文型は「S + V + O₁(人) + O₂(物)」。give, send, tell, show, buy, teach など「人に何かを与えたり教えたりする」動詞でよく出る形だよ。

例:

  • She gave me a pen.(彼女は私にペンをくれた。) → me が間接目的語、a pen が直接目的語。
  • He told us a secret.(彼は私たちに秘密を話した。)

言い換え:S + V + O₂ + to/for + O₁ の形式にもできる(She gave a pen to me.)。話す相手(人)に何かを渡す・伝える場面に使うね。

見分け方:動詞が「誰に何を」の意味を含んでいるか、あるいは to/for を使って言い換えられるかをチェックしよう。

第5文型(SVOC) - SがOをVして、OはCである(O = C の関係)

佐藤先生
佐藤先生
第5文型は「S + V + O + C」。ここが補語(C)を目的語に使うパターンだよ。Cは目的語(O)を説明・名前付け・状態化する役割を持つ。だから O と C は同じものを指す(O = C)という関係になるのがポイントだよ。

代表例の動詞:call(呼ぶ)、make(〜にする)、find(〜だと分かる)、name(名前をつける)、elect(選ぶ)など。

例(Cが形容詞の場合):

  • She made me happy.(彼女は私を幸せにした。) → O(me)と C(happy)は「me は happy な状態だ」という関係。
  • I found the room clean.(私はその部屋がきれいだと分かった。)

例(Cが名詞の場合):

  • They call him John.(彼らは彼をジョンと呼ぶ。) → O(him)=C(John)。
  • We elected her president.(私たちは彼女を会長に選んだ。) → O(her)=C(president)。

確認方法:Oの後に来る語が「そのOは〜だ/〜にされる」と説明しているならSVOCだよ。

文型を見分ける簡単チェック(実戦で使える手順)

佐藤先生
佐藤先生
英文を見たら、次の順で考えると早く分かるよ。
  1. 動詞(V)を見つける。
  2. 動詞のあとに名詞(目的語)があるかを見る。ない → 第1文型の可能性。
  3. 動詞が be, seem, become のように「主語の状態」を表すか? → はい → 第2文型。
  4. 動詞が give, tell などで「誰に何を」という意味を持つか? → はい → 第4文型を検討。to/for で言い換えられるか確かめる。
  5. 目的語の直後に形容詞や名詞があって、その語が目的語を説明しているか? → はい → 第5文型。
ミライくん
ミライくん
この順番で考えれば迷いにくいね!

もう少し実践的な例(場面別)

佐藤先生
佐藤先生
日常のよくある場面での例をいくつか挙げておくね。声に出して読んでみて。
  1. 朝の会話(起きた/行った)→ SV
    • I woke up. / I left for school.
  2. 気持ちや状態を伝える(元気?疲れた?)→ SVC
    • I am tired. / She seems excited.
  3. 食べる・見る・買うなどの普通の動作→ SVO
    • I bought a sandwich. / He watched TV.
  4. 誰かに何かをくれる・教える→ SVOO
    • My friend sent me a message. / The teacher taught us English.
  5. 名前をつける・誰かをある役目にする→ SVOC
    • They named the baby Tom. / The news made him famous.

まとめ(結論)

佐藤先生
佐藤先生
最後に一言でまとめるよ。
  • S は「誰が」、V は「何をする/どんな状態か」、O は「動詞の対象(誰に・何を)」、C は「主語や目的語を説明する語」。
  • 文型の違いは「文の骨組み」がどうなっているかを見ること。順番(S, V, O, C)の並び方でどの文型かすぐ分かるよ。
  • SVOC のときは特に「O と C が同じ人やものを指している(O = C の関係)」だと覚えると便利。
ミライくん
ミライくん
先生、すごく分かりやすかったです。ありがとうございます!
佐藤先生
佐藤先生
もうひとつ大事なことを教えるよ。文型の「骨組み(S, V, O, C)」のほかに、文を飾る言葉=修飾語(M)があるんだ。これも英語ではよく出てくるから押さえておこう。
ミライくん
ミライくん
修飾語って何をするものなんでしたっけ?
佐藤先生
佐藤先生
簡単に言うと、修飾語(M)は「いつ・どこで・どのように・どれくらい」など、文に詳しい情報を付け加える言葉だよ。文の中心(文型)を変えるものではなく、追加情報を与えるだけ。だから文型を決めるときは、一度修飾語を取り除いて考えると見つけやすいんだ。

修飾語(M)ってどんな種類があるの?

佐藤先生
佐藤先生
代表的なのは次の4つ。中学生でもすぐわかるように例を付けるね。
  1. 副詞(adverb) — 動詞・形容詞・他の副詞・文全体を修飾する。
    例:She runs fast.(彼女は速く走る。)
    例:He is very tired.(彼はとても疲れている。)
    ※「とても」は形容詞(tired)を修飾している副詞だよ。
  2. 副詞句/副詞節(adverb phrase / clause) — 「in the morning」「yesterday」「when I arrived」など、時間・場所・理由・方法を表すまとまり。
    例:I study in the morning.(私は朝に勉強する。)
    例:She left because she was sick.(彼女は具合が悪かったので帰った。)
  3. 形容詞(adjective)(および形容詞句) — 名詞を直接修飾する(名詞の前)か、補語として主語/目的語を説明する(後ろ)。
    • 名詞の前で:a big dog(大きな犬) — これを「属性(名詞の説明)」という意味で使う。
    • 補語として:The dog is big.(その犬は大きい。) — こっちは SVC の C に当たる使い方。
  4. 前置詞句(prepositional phrase) — 場所・時間・方法を表すことが多い。名詞を修飾することも動詞を修飾することもある。
    例:The book on the table is mine.(テーブルの上の本は私のものだ。) — 名詞(book)を修飾。
    例:She sat on the chair.(彼女は椅子に座った。) — 動詞 sat を修飾(場所を示す)。

M(修飾語)はどこに置く?基本ルールと注意

佐藤先生
佐藤先生
修飾語の置き方で意味が変わることがあるから、いくつかのルールを覚えておくと安全だよ。
  1. 形容詞は名詞の前(限定)か be 動詞の後(叙述)に置く
    • a big house(限定:大きな家)
    • The house is big(叙述:その家は大きい)
  2. 副詞は修飾するものによって位置が変わる
    • 動詞を修飾する副詞は動詞の前後どちらにも来ることがある(but: 意味が変わることも)。
      例:She often goes. / She goes often.(どちらもよく行く)
    • 頻度を表す副詞(always, usually)は一般に主語と動詞の間に置くことが多い:She always studies.
    • manner(やり方)を表す副詞は文末に来ることが多い:He speaks clearly.
  3. 前置詞句は修飾対象の近くに置く(近すぎても遠すぎても意味が分かりにくくなる)。
    • 正:I saw a cat in the garden.(庭で猫を見た。) ← in the garden は saw を修飾(場所)。
    • 注意:I saw in the garden a cat. は不自然。修飾語は近くに置こう。
  4. 修飾語は文型の「核心」を変えない
    • つまり、SV, SVO, SVC などの判断は、修飾語を一時的に外して考えれば分かりやすい。
      例:She gave me a pen yesterday. → core は SVOO(She gave me a pen)。yesterday は M。

文型ごとのMの例(実際の使い方を確認)

佐藤先生
佐藤先生
それぞれの文型に修飾語を付けた例を見てみよう。どこが core(文型)で、どこが M かに注目してね。
  • SV:The bell rang loudly.(ベルが大きな音で鳴った。)
    → core: The bell rang(SV) / M: loudly(どのように)
  • SVC:She is very happy today.(彼女は今日とても幸せだ。)
    → core: She is happy(SVC) / M: very(程度を強める副詞), today(時間)
  • SVO:I ate a sandwich this morning.(私は今朝サンドイッチを食べた。)
    → core: I ate a sandwich(SVO) / M: this morning(いつ)
  • SVOO:He gave her a gift last week.(彼は先週彼女にプレゼントを渡した。)
    → core: He gave her a gift(SVOO) / M: last week(いつ)
  • SVOC:They called him Tom yesterday.(彼らは昨日彼をトムと呼んだ。)
    → core: They called him Tom(SVOC, O=him, C=Tom) / M: yesterday(いつ)
佐藤先生
佐藤先生
見てわかるように、M は文の最後に来ることが多いけれど、文の中で自然な場所に置けばOK。意味をはっきりさせるためにMを動かすと、強調したりニュアンスが変わったりすることもあるよ。
ミライくん
ミライくん
M を付け足しても文型の中身(S, V, O, C)は変わらないんですね。だからまずは骨組みを見つける、っていうのが大事なんだ。
佐藤先生
佐藤先生
その通り。修飾語は便利だけど、まず核心を見つける癖をつけよう。そうすれば長い英文でも分解できるようになるよ。

理解度チェック問題

問1:第2文型(SVC)において、主語(S)と補語(C)はどのような関係になりますか?

問2:修飾語(M)を加えると、文の基本文型(SVOなど)はどうなりますか?

問3:例文「He speaks clearly.」(彼ははっきりと話す)において、「clearly」の役割はどれですか?

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