残り1週間、逆転合格のチャンスはまだある。偏差値38から東大へ行った僕が、入試直前の君に伝えたい「勝つための選択と集中」――共通テスト・私立入試を控えた君へ

佐藤先生 佐藤塾長

こんにちは、ミライ・キャリアアカデミー塾長の佐藤です。

カレンダーを見て、あるいはスマートフォンの画面に表示されるカウントダウンを見て、言いようのない焦りを感じている人も多いのではないでしょうか。共通テストまで残り1週間、そして私立高校や大学の入試が目前に迫っています。

「まだあの単元が終わっていない」「過去問を解いても合格最低点に届かない」「周りのみんなが自分より賢く見える」

今、君が抱えているその不安は、君がこれまで真剣に目標と向き合ってきた証拠です。適当にやってきた人間は、この時期にこれほど苦しい思いはしません。まずは、今日まで逃げずに机に向かってきた自分を、一度認めてあげてください。

僕も最初から順風満帆だったわけではありません。高校入学直後、最初の模試で突きつけられた数字は「偏差値38」でした。

そこから僕は、塾や予備校には一切通わず、独学で戦略を練り、リソースを集中させることで東大合格を掴み取りました。その過程で学んだのは、「逆転合格に奇跡はいらない。必要なのは、正しい戦略と、自分を信じ抜く力だ」ということです。

この記事では、入試直前の1週間で何をすべきか、そこで何を捨てるべきか。僕が実践してきた「弱者の戦術」をベースに、これから本番を迎える全ての受験生へ、伴走する覚悟でメッセージを贈ります。


1. 「全部やる」を捨て、「取れる1点」にリソースを全投下せよ

まず、厳しい現実を伝えます。残り1週間という限られたリソース(時間・体力)で、全教科・全範囲を完璧にすることは不可能です。そして、合格するためにはその必要もありません。

多くの受験生(特に大手塾のカリキュラムについていけず伸び悩んでいる生徒)が陥る罠は、「苦手科目をゼロから克服しようとすること」です。数学が苦手だからといって、この時期に新しい参考書を買ってきて公式を丸暗記しようとする。これは、入試という戦いにおいては「エラー」を招く原因になります。

「上り幅」の設計図を描き直す

私立入試(3教科)を想定してみましょう。例えば、現在の合計点が150点で、合格ラインが210点だとします。あと60点をどこで積み上げるか。

  • 戦略A: 苦手な数学で20点アップを目指し、全範囲を復習する。
  • 戦略B: 得意な英語の長文読解の精度を上げ、漢字や語句のケアレスミスを徹底的に防ぐことで、各教科20点ずつ、確実に取れる問題を拾い上げる。

勝てるのは戦略Bです。
偏差値が30台、40台からスタートした僕たちがやるべきことは、「難問を解く」ことではなく「解けるはずの問題で絶対に失点しない」ことです。

入試問題は、誰も解けないような難問で差がつくのではありません。「みんなが解ける問題を、確実に正解したかどうか」で合否が決まります。100点満点を取る必要はありません。合格最低点に1点でも上回れば、それは立派な「勝利」なのです。

リソースの集中投下

今すぐ過去問を広げてください。直近3年分で、自分が「あと一歩で解けたはずの問題」にチェックを入れましょう。

  • 公式をど忘れしていただけの問題
  • 漢字の書き取りでミスをした問題
  • 計算ミスで答えがズレた問題

これらを集中的に解き直すだけで、点数は10点、20点と簡単に跳ね上がります。新しい知識を入れる時間があるなら、「一度やったことのある問題の再現性を100%にする」ことにリソースを割いてください。


2. 生活リズムの徹底管理:最大の武器は「整った心身」である

入試直前、多くの生徒が「不安だから」という理由で睡眠時間を削って夜中まで勉強します。

しかし、「夜更かしをして得られる薄い知識」よりも、「十分な睡眠で得られる深い判断力」の方が、入試当日の得点に直結します。

脳のパフォーマンスをピークに持ってくる

脳というハードウェアがフル回転し始めるのは、起床してから約3時間後と言われています。
多くの試験は午前9時前後に始まります。逆算すると、朝6時には起きている必要があります。

もし今、君が夜1時に寝て朝8時に起きる生活をしているなら、当日の君の脳は「寝ぼけた状態」で1時間目の試験を受けることになります。これは、大きなハンデを背負って走るようなものです。

  • 23時就寝・6時起床をルーティンにする。
  • 朝ごはんは必ず食べる(脳のエネルギー源であるブドウ糖を補給するため)。

この1週間、知識を増やすこと以上に、このリズムを守ることに執着してください。体調を万全に整えること自体が、立派な「受験対策」なのです。

ブルーライトとの決別

僕はエンジニアとして、デジタルの便利さは誰よりも知っています。今の時代、効率的な学習のために動画やアプリを活用することは必須と言えるでしょう。

しかし、「寝る前のスマホ」だけは、今この瞬間から禁止してください。

ブルーライトは脳を覚醒させ、睡眠の質を著しく下げます。寝る直前まで解説動画を見たり、SNSで合格祈願の投稿をチェックしたりするのは逆効果です。
「スマホは学習ツールとして、太陽が出ている時間帯だけ使う」
このルールを自分に課してください。夜, 不安で眠れない時は, 目を閉じて深呼吸をするだけで十分です。脳は目を閉じているだけでも休息できます。


3. デジタルツールを「戦略的伴走者」にする活用法

かつての僕のように塾に通わず独学で挑むにせよ、今塾に通っているにせよ、今の時代は優れた学習アプリや解説動画という「武器」が手に入ります。これをどう使うかで、直前期の密度が変わります。

10分の動画が、1時間の自習に勝る瞬間

文字だけでは理解しにくい理科の現象や、数学の図形問題。これらを理解するために、分厚い参考書を読み耽るのは時間の無駄です。

  • ピンポイント補強: 過去問で間違えた「特定の単元」だけを、YouTubeや学習アプリで検索して視聴する。
  • 倍速視聴の活用: 内容がわかっている部分は1.5倍速で流し、曖昧な部分だけを集中して聴く。

動画は「受け身」になりやすいツールです。見終わった後に必ず「何も見ずに同じ問題を解けるか」を確認してください。「わかったつもり」を「できる」に変える。これがデジタル活用の本質です。

SNSの 「情報ノイズ」を遮断する

この時期、SNSには「共通テスト予想」や「〇〇入試の裏技」といった刺激的な情報が溢れかえります。しかし、それらの多くは君の合格に直接寄与するものではありません。

情報は、自分で選別するものです。流れてくる情報に振り回されないでください。君がこれまで信じて積み上げてきた一冊の参考書、解き直してきたノート、それらの中にある「確実な情報」こそが、君を助けてくれます。


4. 試験当日、魔物に打ち勝つための「ルーティン」

試験会場には「魔物」がいます。
いつもなら解ける問題が解けない。隣の席の人の鉛筆の音が異常に大きく聞こえる。

こうしたパニックを防ぐために、僕が偏差値38から東大入試に挑んだ際に実践した「お守り」の作り方を教えます。

「自分の軌跡」を視覚化する

試験会場には、使い古した参考書や、何度も解き直してボロボロになったプリントを持って行ってください。
「これだけやったんだから大丈夫」
そう思える物理的な証拠が、君のメンタルを支えます。新しい知識を確認するためではなく、自分の自信を再確認するために、その「相棒」を鞄に入れてください。

パニックになったら「1分間、ペンを置く」

もし試験中に頭が真っ白になったら、無理に解き進めようとしないでください。一度ペンを置き、背筋を伸ばして、ゆっくり深呼吸をしてください。

「あ、今自分はパニックになっているな。これは一生懸命やってきた証拠だ。よし、まずは一番簡単な問題から手をつけてみよう」

そうやって、自分を客観的に見る。
入試は「メンタルゲーム」の側面が強いです。実力差よりも「当日の精神状態」で結果が入れ替わることが多々あります。冷静でいられた者が、最後の一枠を勝ち取ります。


5. 保護者様へ:最高のバックアップとは「日常」の提供です

ここからは親御さんへお伝えしたいことがあります。

僕が偏差値38から塾にも行かずに東大へ行けたのは、親が僕を信じて、いつも通りに接してくれたからだと思っています。

直前期、親御さんにできる最も価値のある支援は、勉強を教えることでも、過度に励ますことでもありません。「いつも通りの日常」を維持することです。

  • 栄養バランスの取れた、いつも通りの食事。
  • 「勉強しなさい」ではなく、「おやすみ」「おはよう」という当たり前の挨拶。
  • 親御さん自身が、普段通りに過ごし、笑顔でいること。

受験生は、親の表情を驚くほど敏感に読み取ります。親が不安そうな顔をしていれば、子供はプレッシャーを感じます。
逆に、家庭が「いつも通り」であれば、子供は安心して全力を出し切ることができます。

「どんな結果になっても、あなたの努力を見てきたよ」
その無言のメッセージが、子供にとって最大の勇気になります。


6. 結び:君のキャリアは、ここから動き出す

入試は、人生のゴールではありません。
しかし、人生においてこれほどまでに「一つの目標に向かって、戦略を立て、自分自身と戦う時間」はそう多くありません。

僕は、偏差値38からスタートしました。周りからは無理だと言われ、自分でも信じられない時期がありました。でも、目標を定め、リソースを絞り、一歩ずつ進んでいった先に、全く違う景色が待っていました。

君が今取り組んでいる勉強は、単なる暗記や計算ではありません。
「どうすれば目標に届くか」を設計し、実行し、自分をコントロールする力。
それは、将来君がどんな仕事に就き、どんな人生を歩むにしても、君を助けてくれる一生モノの武器になります。

ミライ・キャリアアカデミーは、ただ点数を上げるためだけの場所ではありません。受験という経験を通じて、自分の手で未来を切り拓ける自信を育む場所です。

残り1週間。
君にできることは、まだたくさんあります。
1点を積み上げる。6時に起きる。スマホを置く。
その小さな積み重ねが、大きな逆転劇の伏線になります。

大丈夫。君がこれまで積み上げてきたものは、君を裏切りません。
最後の1秒まで、自分を信じて戦い抜いてください。
僕も、この場所から、君の勝利を心から信じて応援しています。

さあ、顔を上げて。
君の「ミライ」を創りに行こう。

受験戦略の相談を受け付けています

ミライ・キャリアアカデミーでは、偏差値に関わらず「目標に向かって本気で変わりたい」と願う生徒をサポートしています。
エンジニア的な視点でのデータ分析と、個々の状況に合わせた「伴走型」の指導で、君の逆転合格をデザインします。
不安な夜は、まずは今日、23時に布団に入るところから始めましょう。
君の挑戦を、僕は最後まで応援し続けます。