高校数学の次数下げを完全解説|条件式を使って計算を一気に簡単にする方法

次数下げの解説

次数下げとは何か?

「次数下げ」とは、元々高い次数(たとえば x4, x3 など)の式を、
より低い次数の式に置き換えて計算をラクにする方法のことです。

つまり、多項式の計算を 簡単に・早く・ミスなく できるようにするための工夫です。
この考え方が使えると、式をそのまま計算するよりもずっと楽に答えが求められます。

高い次数をそのまま計算しない、というのが最大のポイントです。

📘 次数とは?

まず「次数」という言葉を簡単に説明します。

📌 次数とは、多項式の一番大きな “指数の数” のことです。

  • x4 + 3x2 - 1 → 一番高い指数は 4 → 4次式
  • 5x2 - 2x + 7 → 一番高い指数は 2 → 2次式
  • 3x + 5 → 一番高い指数は 1 → 1次式

この「指数の大きさ(次数)」が大きくなるほど、計算や考察が複雑になります。
そのため、この高い次数を 低くする工夫 が「次数下げ」です。

✏️ 次数下げをする “きっかけ” と “目的”

次数下げを使うのは、こんな場面です:

  • ✔ 指定された条件があるとき
  • ✔ ルート √ が含まれているとき
  • ✔ 計算量を減らしたいとき
  • ✔ 多項式を簡単な形で使いたいとき

普通に x4 を求めようとすると、何回も掛け算が必要で大変です。
でも条件式をうまく変形すれば、高い次数の部分を低い次数の式で置き換えられるようになります。
これが次数下げの目的です。

🧠 次数下げの基本アイデア

次数下げは、次のどれかを使います:

① 条件式から次数を下げる式をつくる

与えられた条件を変形して、xn を xn-1 や x と定数で表す式を作る。

例) x = 1 + √2 のとき

x - 1 = √2

両辺を二乗して整理すると:

x2 = 2x + 1

👉 x2 を x と定数だけで表していることが重要です。

この形があれば、x3, x4 も順に計算できます。

🔎 よくある具体例

✏ 例題 1

次の値を求めよ:

x = 1 + √2 のとき、x4 の値

Step 1: 条件式を使って低次数の式をつくる

x - 1 = √2 二乗して x2 = 2x + 1

Step 2: 次数下げを進める

x3 = 5x + 2
x4 = 12x + 5

Step 3: 値を計算する

12(1 + √2) + 5 = 17 + 12√2

✨ まとめ — 次数下げを使うタイミング

  • 📍 条件式があるとき
  • 📍 ルート √ や複雑な数が含まれているとき
  • 📍 多項式の高い次数を低い次数に変えたいとき

📌 「高い次数を、低い次数の式で表し直す」という発想が最重要です。

📝 チェック問題(次数下げのやり方とメリット確認)

問題1:次のうち、x = 1 + √2 から正しく導ける式はどれ?

ヒント:x - 1 = √2 を二乗して整理すると、x2 はどのように表せるでしょうか。

問題2:x2 = 2x + 1 が分かっているとき、x3 を x と定数で表すと正しいのはどれ?

ワンポイント:x3 = x·x2 を使って、x2 の置き換えを行ってみましょう。

問題3:次数下げを使う最大のメリットはどれ?

ワンポイント:次数下げは「楽に正確に」計算するための手法です。特に平方根や条件式がある場合に有効です。

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