【完全版】関係代名詞の使い分けを中学生にもわかりやすく解説!thatが使えない罠も攻略

英語の「関係代名詞」という言葉を聞くだけで、「うわっ、難しそう……」と身構えてしまうかもしれません。でも、実はこれ、日常会話をぐっとスムーズにするための「説明をくっつける魔法の接着剤」なんです。

今回は、英語が苦手な人でも絶対に納得できるよう、佐藤先生とミライくんの会話を通して、関係代名詞の正体を解き明かしていきましょう。


「昨日のドラマ見た?」
「どのドラマのこと?」
「ほら、昨日テレビでやってた、あのイケメン俳優が出てるドラマだよ!」

こんな風に、私たちは普段の生活の中で、何かを説明するために言葉を付け足していますよね。英語でこれと同じことをやるのが「関係代名詞」の役割です。


2つの文を1つにする「魔法の接着剤」

ミライくん ミライくん
先生、助けてください!英語のテスト範囲に「関係代名詞」っていうのが出てきたんですけど、もう名前からして意味不明です。代名詞なの?関係あるの?何なんですかこれ!
ははは、確かに漢字が並ぶと難しそうだよね。でも、ミライくん。関係代名詞を一言で言うなら、「2つの文をガッチャンコする接着剤」だと思えばいいんだよ。
佐藤先生 佐藤先生
ミライくん ミライくん
接着剤?
そう。例えば、ここに2つの文があるとするね。
1. I have a friend. (僕には友達がいるんだ)
2. He lives in America. (彼はアメリカに住んでいるんだ)

これ、別々に言うとちょっと子供っぽいし、まどろっこしいよね。「アメリカに住んでいる友達がいるんだ」って、1つの文で言いたくない?
佐藤先生 佐藤先生
ミライくん ミライくん
言いたいです。その方がシュッとしててかっこいい。
そこで登場するのが関係代名詞だよ。この2つの文で、共通している「人」は誰かな?
佐藤先生 佐藤先生
ミライくん ミライくん
1つ目の文の「a friend」と、2つ目の文の「He」ですよね。どっちも同じ人のことです。
正解!この「共通のパーツ」を見つけたら、2つ目の文の He を who という接着剤に変えて、1つ目の文のすぐ後ろにくっつけるんだ。

I have a friend [who lives in America].
佐藤先生 佐藤先生
ミライくん ミライくん
あ! He が who に変身して、そのまま後ろにくっついた!
その通り。この who が関係代名詞。そして、説明される側の言葉(ここでは a friend)のことを、専門用語で「先行詞」って呼ぶんだ。
佐藤先生 佐藤先生
ミライくん ミライくん
センコーシ……また難しい言葉が。
難しく考えなくていいよ。「先に(前の方に)行く言葉」だから「先行詞」。「今からこの言葉を詳しく説明するよ!」っていう合図の言葉だと思えばOK!
佐藤先生 佐藤先生

相手が「人」か「物」かで接着剤を使い分ける

ミライくん ミライくん
でも先生、教科書を見たら who 以外にも which とか that とか色々あるんですけど……。全部接着剤なんですか?
いい質問だね。実は接着剤には種類があって、「説明したい相手(先行詞)」が何かによって使い分ける必要があるんだ。ここが最初の分かれ道だよ。

・説明する相手が「人」なら → who
・説明する相手が「物・動物」なら → which
・「人」でも「物」でもどっちでも使える万能型 → that
佐藤先生 佐藤先生
ミライくん ミライくん
えっ、じゃあ全部 that でいいじゃないですか(笑)。
ははは、鋭いね!確かに会話では that がすごくよく使われる。でも、学校のテストや丁寧な文章では who や which をしっかり使い分けることが求められるから、まずはこの基本をマスターしよう。
佐藤先生 佐藤先生
ミライくん ミライくん
わかりました。じゃあ、例えば「これは私が昨日買ったカバンです」だったらどうなりますか?
まず2つの文に分けて考えてみよう。
1. This is the bag. (これはカバンです)
2. I bought it yesterday. (私はそれを昨日買いました)

共通するのは?
佐藤先生 佐藤先生
ミライくん ミライくん
the bag と it です!
よし。じゃあ、the bag は「人」かな?「物」かな?
佐藤先生 佐藤先生
ミライくん ミライくん
もちろん「物」です。
ということは、接着剤は何を使う?
佐藤先生 佐藤先生
ミライくん ミライくん
which ですね!
その通り。2つ目の文の it を which に変えて、先行詞(the bag)のすぐ後ろに持っていこう。

This is the bag [which I bought yesterday].
佐藤先生 佐藤先生
ミライくん ミライくん
できた!あれ?でも先生、さっきの who の文と、形がちょっと違いませんか?

「主格」と「目的格」の違いって?

ミライくん ミライくん
さっきの who の文は、who のすぐ後ろに動詞(lives)が来てましたよね。でも今の which の文は、which の後ろに I bought って「主語+動詞」が来てます。これ、何でですか?
おっ、ミライくん、めちゃくちゃいいところに気づいたね!実は関係代名詞には「役割」による使い分けもあるんだ。これを「格(かく)」って呼ぶんだけど……。
佐藤先生 佐藤先生
ミライくん ミライくん
うっ、また難しい言葉が……。
大丈夫、めちゃくちゃシンプルに説明するよ。

1. 主格(しゅかく):関係代名詞が、後ろの文の「主語」の役割をしているとき。
(例:who lives... 「~が住んでいる」)
2. 目的格(もくてきかく):関係代名詞が、後ろの文の「~を」という目的語の役割をしているとき。
(例:which I bought... 「私が~を買った」)
佐藤先生 佐藤先生
ミライくん ミライくん
うーん、ちょっと混乱してきました。
簡単に見分けるコツを教えるね。
関係代名詞の後ろをチラッと見てごらん。

・後ろがすぐ「動詞」なら、その関係代名詞は主語の代わり(主格)。
・後ろが「主語(I, Youなど) + 動詞」なら、その関係代名詞は「~を」の代わり(目的格)。
佐藤先生 佐藤先生
ミライくん ミライくん
なるほど!後ろに「動詞」が来るか「主語+動詞」が来るかを見ればいいんですね。
そう!ちなみに、この「目的格」の関係代名詞は、実は省略しちゃうことも多いんだ。

This is the bag I bought yesterday.

これでも通じるんだよ。
佐藤先生 佐藤先生
ミライくん ミライくん
えー!省略できるなら、そっちの方が楽でいいですね。

忘れちゃいけない「所有格」の whose

ミライくん ミライくん
先生、もう一つ whose っていうのも見つけたんですけど、これは何ですか?
それは「所有格」と呼ばれるものだね。「~の」という所有を表す言葉(my, his, her, its など)の代わりをする接着剤だよ。
佐藤先生 佐藤先生
ミライくん ミライくん
どういう時に使うんですか?
例えば、
1. I have a friend. (友達がいるんだ)
2. His father is a famous doctor. (彼の父親は有名な医者なんだ)

この2つをくっつけたいとき。共通しているのは「友達」と「彼の(His)」だよね。この His を whose に変えるんだ。

I have a friend [whose father is a famous doctor].
(お父さんが有名な医者である友達がいるんだ)
佐藤先生 佐藤先生
ミライくん ミライくん
なるほど!「(先行詞)の~が……だ」っていう説明をしたいときに使うんですね。
その通り。whose は、先行詞が「人」のときでも「物」のときでも使えるから、実は便利んだよ。
佐藤先生 佐藤先生

注意! that が使えない「カンマ」の罠

ミライくん ミライくん
先生、さっき「迷ったら that でいい」って言ってましたけど、テストで that を書いたらバツになった友達がいるんです。これ、どういうことですか?
おっと、それは大事なポイントだね。実は that は万能だけど、「どうしても使えないパターン」があるんだ。一番よく出るのは、「カンマ( , )」があるときだよ。
佐藤先生 佐藤先生
ミライくん ミライくん
カンマ?
そう。例えばこんな文。
I have a brother, who lives in Tokyo.
(私には兄が一人いて、その人は東京に住んでいます)

この who の前に「 , 」がついているよね。これを「継続用法」って呼ぶんだけど、このカンマの直後に that を置くことはできないっていう鉄のルールがあるんだ。
佐藤先生 佐藤先生
ミライくん ミライくん
えっ、じゃあ I have a brother, that lives in Tokyo. はダメなんですか?
そう、アウトなんだ。カンマがあったら、大人しく who か which を使うしかない。
佐藤先生 佐藤先生
ミライくん ミライくん
なるほど……。カンマは that を通さない壁みたいなものですね。
いい例えだね!あとは、さっき説明した whose(所有格) の代わりも that はできない。that が代わりになれるのは who / whom / which だけなんだよ。
佐藤先生 佐藤先生

ちょっとだけ予告!「関係副詞」との違い

ミライくん ミライくん
先生、教科書をパラパラ見てたら、where とか when とかを使った「関係副詞」っていうのも載っていました。これも仲間ですか?
おっ、先取りだね!そうだね、大きな仲間だよ。違いはとてもシンプルなんだ。

関係代名詞は、文の中で「代名詞(名詞)」の役割をする。
関係副詞は、文の中で「副詞」の役割をする。

今はこれだけ知っておけば大丈夫。関係副詞についてはまた別の回でじっくり説明するから、楽しみにしていてね!
佐藤先生 佐藤先生
ミライくん ミライくん
なるほど、役割が「名詞」か「副詞」かの違いなんですね!了解です!

誰でもわかる!関係代名詞の使い分け表

【最強の使い分けチェックリスト】

1. まずは「先行詞(説明される言葉)」を見る!
・人か?
・物・動物か?
2. 次に、「後ろに続く形」を見る!
・すぐ動詞が来るか?(=主語が抜けている)
・主語+動詞が来るか?(=「~を」が抜けている)
・名詞が来るか?(=「~の」が抜けている)

先行詞の種類 主格 (後ろが動詞) 所有格 (後ろが名詞) 目的格 (後ろがS+V)
who (that) whose who(m) (that)
物・動物 which (that) whose which (that)

注意ポイント
・カンマ( , )の直後は that は使えない。
・whose の代わりに that は使えない。


結論:関係代名詞をマスターする3つのポイント

1. 関係代名詞は「名詞を詳しく説明する接着剤」

「どんな人(物)なの?」という疑問に答えるために、文を後ろにくっつける役割です。

2. 先行詞が「人」なら who、「物」なら which

まずは「人」か「物」かをチェックするのが鉄則。迷ったら that が便利ですが、カンマ( , )の後ろと所有格(~の)の時は that は使えません。

3. 後ろの形を見て「格」を判断する

・who / which + 動詞 → 「~が……する(人・物)」
・whose + 名詞 → 「~の……が……な(人・物)」
・who / which + S + V → 「Sが……する(人・物)」


ミライくん、関係代名詞の使い分けはバッチリ理解できたかな?
次は、この知識を使って実際に英文を作ってみる練習をしてみませんか?もしよければ、いくつかの日本語を出すので、関係代名詞を使って英語に直す練習を一緒にやってみましょう!

修得チェッククイズ!

【第1問】カッコに入る適切な言葉を選ぼう!
I have a dog (     ) runs very fast.

【第2問】カッコに入る適切な言葉を選ぼう!
The girl (     ) I met yesterday is Ken's sister.

【第3問】カッコに入る適切な言葉を選ぼう!
Look at the house (     ) roof is red.

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