【数学が苦手な人必見】恒等式の解き方を佐藤先生とミライくんがわかりやすく解説!

数学の授業で「恒等式」という言葉を聞くと、なんだか難しそうで身構えてしまいますよね。でも実は、恒等式は私たちの日常の「当たり前」を数式にしただけの、とてもフレンドリーな存在なのです。😊

今回は、数学がちょっと苦手なミライくんと一緒に、恒等式の正体と、そこに含まれる謎の文字「a」や「b」を魔法のように解き明かすテクニックを学んでいきましょう。🚀


買い物で出会う「当たり前」の数式🛒

想像してみてください。あなたはコンビニに買い物に来ました。
1個100円のリンゴを3個、1個50円のミカンを2個買おうとしています。

この時、合計金額を計算する式は、
「100円 × 3個 + 50円 × 2個 = 400円」
となりますよね。

では、これをちょっとだけ抽象的にしてみましょう。
「100円 × リンゴの数 + 50円 × ミカンの数 = 合計金額」
という式を作ったとします。

もし、リンゴの数を x、ミカンの数を y と置くと、
「100x + 50y = 合計金額」
となります。

恒等式というのは、一言で言えば「どんな数字を入れても、左右がピタッと一致する式」のことです。💡
たとえば、「リンゴの代金 + ミカンの代金 = 全体の代金」という関係は、買う個数が1個でも100個でも、絶対に変わりませんよね。この「絶対に変わらない関係性」こそが、恒等式の本質なのです。


ミライくん ミライくん

先生!「恒等式(こうとうしき)」って、名前からして難しそうで、教科書を開く気が起きないんです。😱

佐藤先生 佐藤先生

ははは、確かに漢字だけ見ると強そうだよな。でも、ミライくん。「恒」っていう漢字は「恒久平和」とか「恒例行事」って言葉に使われるだろ?🤔

ミライくん ミライくん

あ、「いつも通り」とか「ずっと変わらない」って意味ですよね。💡

佐藤先生 佐藤先生

その通り!つまり、恒等式っていうのは「どんな数字を入れても、常に(恒に)成り立つ式」のことなんだ。📐

ミライくん ミライくん

常に成り立つ……。それって、普通の「方程式」とは違うんですか?❓

佐藤先生 佐藤先生

いい質問だ!そこが最大のポイントだよ。✨
たとえば、x + 3 = 5 という式を見てごらん。これが成り立つのは、x が 2 の時だけだよね?

ミライくん ミライくん

そうですね。x が 1 だったら 1 + 3 = 4 になっちゃうから、ダメです。🙅‍♂️

佐藤先生 佐藤先生

このように「特定の数字の時だけ成り立つ式」を「方程式」と呼ぶ。
対して、恒等式はこうだ。
(x + 1)2 = x2 + 2x + 1
ミライくん、x に 1 を入れてみて。

ミライくん ミライくん

えーっと、左側は (1 + 1)2 だから 22 で 4 です。右側は 12 + 2 × 1 + 1 だから、これも 4 です。一致しました!😲

佐藤先生 佐藤先生

じゃあ、x に 10 を入れたら?😏

ミライくん ミライくん

左は 112 で 121。右は 100 + 20 + 1 で 121……。あ、また一致した!👏

佐藤先生 佐藤先生

これが恒等式だ。x にどんな数字を入れても、右と左は「形が違うだけで、正体は同じもの」なんだよ。👔👗

ミライくん ミライくん

なるほど!「同じ人の、私服姿と制服姿」みたいなものですね。見た目は違うけど、中身は同一人物、みたいな。🏫

佐藤先生 佐藤先生

その例え、最高だね。👍
さて、テストでは「この式が恒等式になるように、a と b の値を求めなさい」という問題が出る。

ミライくん ミライくん

うわ、出ました。その a とか b とかが出てくると混乱するんです。🌀

佐藤先生 佐藤先生

大丈夫。解き方は2つしかない。名付けて「形を合わせる作戦」と「数字をぶち込む作戦」だ。⚔️

方法1:係数比較法(形を合わせる作戦)🧩

佐藤先生 佐藤先生

まずは「係数比較法」からいこう。これは、さっきミライくんが言った「制服と私服」の考え方だ。
例えば、こんな問題があったとする。
「ax + b = 3x + 5 が x についての恒等式であるとき、a, b を求めよ」

ミライくん ミライくん

え、これって見たまんまじゃないですか? x の前にあるのが 3 だから、a = 3。後ろにある数字が 5 だから b = 5?👀

佐藤先生 佐藤先生

大正解!それが係数比較法だ。右側と左側の「見た目」を完全に一致させる方法だね。✨
じゃあ、少しレベルアップだ。
「a(x + 1) + b(x - 1) = 4x + 2」
これが恒等式のとき、どうする?

ミライくん ミライくん

うーん、左側がバラバラで、右側と形が違いますね。🤔

佐藤先生 佐藤先生

そうだね。だから、まずは左側を「掃除」して、右側と同じ形に整えてあげるんだ。カッコを外してみて。🧹

ミライくん ミライくん

ax + a + bx - b = 4x + 2 ですね。📝

佐藤先生 佐藤先生

よし。次に x がついている仲間と、ついていない仲間に分けよう。🤝

ミライくん ミライくん

(a + b)x + (a - b) = 4x + 2 になりました!✨

佐藤先生 佐藤先生

完璧だ。さあ、右側と見比べてごらん。x の前にある数字は何かな?🔍

ミライくん ミライくん

左は (a + b) で、右は 4 です。ってことは、a + b = 4 ですね!🎯

佐藤先生 佐藤先生

その通り。じゃあ、x がついていない「ただの数字」の部分は?

ミライくん ミライくん

左は (a - b) で、右は 2 です。つまり a - b = 2 です。📝

佐藤先生 佐藤先生

あとは、この2つの式を連立方程式で解くだけだ。🔢

ミライくん ミライくん

足し算すると 2a = 6 だから a = 3。引き算すると 2b = 2 だから b = 1。
答えは a = 3, b = 1 ですね。できました!🙌

方法2:数値代入法(数字をぶち込む作戦)💣

佐藤先生 佐藤先生

次はもうひとつの必殺技「数値代入法」だ。
恒等式の定義を思い出して。何だったかな?💭

ミライくん ミライくん

「どんな数字を入れても成り立つ式」ですよね。✨

佐藤先生 佐藤先生

そう。だったら、自分の好きな数字を勝手に入れて、a や b をあぶり出してもいいはずだよね。
さっきの a(x + 1) + b(x - 1) = 4x + 2 をもう一度見てみよう。
計算が楽になりそうな x の値って、何だと思う?🧐

ミライくん ミライくん

ええー、何でもいいなら…… 0 とか 1 とかですか?🙄

佐藤先生 佐藤先生

鋭い!特に「カッコの中が 0 になる数字」を入れるのがコツなんだ。🔑
もし x = 1 を入れたら、どうなる?

ミライくん ミライくん

えーっと、a(1 + 1) + b(1 - 1) = 4(1) + 2 だから……
2a + 0 = 6!
えっ、一瞬で 2a = 6 になっちゃいました。a = 3 です!😲✨

佐藤先生 佐藤先生

すごいだろ? b の前のカッコが (1 - 1) で 0 になったから、b が消えてくれたんだ。
じゃあ、次に x = -1 を入れてみて。🔄

ミライくん ミライくん

今度は a(-1 + 1) + b(-1 - 1) = 4(-1) + 2 ですね。
0 - 2b = -4 + 2 だから……
-2b = -2 で b = 1。
わあ、さっきよりずっと早く答えが出ました!😆

佐藤先生 佐藤先生

これが数値代入法だ。ただし、ひとつだけルールがある。
「使った数字の数だけ、ちゃんとチェックすること」だ。☝️
今回は a と b の2つの文字を求めたから、2つの数字(1と-1)を入れた。
これで理論上はOKなんだけど、本当は「他の数字を入れても本当に成り立つか?」を最後に一言、「これは全ての x について成り立つ」と添えるのがマナーなんだ。👩‍🏫

ミライくん ミライくん

なるほど。でも、どっちの方法を使えばいいんですか?🌀

佐藤先生 佐藤先生

1. 式がシンプルで、展開するのが楽そうな時は「係数比較法」。
2. (x - 1) みたいに、何かを代入したらすぐ消えそうなカッコがある時は「数値代入法」。
こう使い分けると、テストで時間が余るようになるぞ。⏱️


恒等式のまとめ:これさえ覚えれば怖くない💪

ミライくんとの会話を通じて、恒等式の攻略法が見えてきましたね。😊
最後に、この記事の結論をシンプルにまとめます。

1. 恒等式とは何か?🧐

  • 方程式: x が「特定の特別な値」の時だけ成り立つ式。(例:犯人捜し🕵️‍♂️)
  • 恒等式: x に「どんな値を代入しても」常に成り立つ式。(例:双子の入れ替わり👬)

2. 未知数 a, b を求める2つの武器⚔️

手法 やること 向いているケース
係数比較法 両辺を展開して整え、同じ場所の数字を比べる。 式が短く、展開が簡単なとき。
数値代入法 x に 0, 1, -1 など、計算が楽になる数字を代入する。 (x-2) のように、代入すると 0 になるパーツがあるとき。

3. 解法のステップ📝

  1. 式を観察する: 「展開して比べる」か「数字を入れる」か決める。🔍
  2. 実行する: a と b についての式を導き出す。✍️
  3. 計算する: 連立方程式などで a, b の値を出す。🔢
  4. 仕上げ: 数値代入法を使った場合は、最後に「これは恒等式として成立する」と心の中で(あるいは答案に)唱える。✨

数学の問題は、一見すると複雑なパズルのように見えます。しかし、恒等式に関しては「右と左は同じもの」というルールさえ忘れなければ、必ず解けるボーナス問題になります。🎁

「a や b は、まだ正体を隠しているだけの数字なんだ」という気持ちで、まずは簡単な代入から始めてみてください。🌱

🏆 理解度チェッククイズ

第1問: 2x + 4 = ax + b が恒等式のとき、a の値は?

第2問: a(x - 3) = 5(x - 3) が恒等式のとき、a の値は?

第3問: a(x + 1) + b = 3x + 5 が恒等式のとき、b の値は? (ヒント: x=-1を代入してみて!)

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