英語のテストで「( )の中に at, in, on のどれかを入れなさい」という問題が出て、勘で選んで間違えてしまった経験はありませんか?
前置詞は、日本語の「〜に」「〜で」という言葉だけで覚えようとすると、必ずパニックになります。なぜなら、英語のネイティブスピーカーは前置詞を「言葉」ではなく「図(イメージ)」で使い分けているからです。
この記事では、英語の専門家として、一生忘れない前置詞の使い分け方をどこよりも分かりやすく解説します。
目次
1. 結論:前置詞は「カメラのズーム」で使い分けろ!
前置詞を使い分ける最大のコツは、対象をどれくらいの距離で捉えているか、という「カメラの視点」を持つことです。特によく出る at, on, in の違いは、以下のイメージで一発解決します。
- at:カメラのピントを絞った 「点」(ピンポイント)
- on:カメラで捉えた 「面」(ペタッとくっついている)
- in:カメラの中に広がる 「空間・枠」(すっぽり中に入っている)
結論として、「ピンポイントなら at」「接触なら on」「枠の中なら in」と、頭の中で図を描くのが正解への最短ルートです。
2. 徹底解説:主要な前置詞の「コア・イメージ」
① at は「場所のピン」
at の正体は、Googleマップで「ここにいるよ!」と刺す「赤いピン」です。地図上で「点」に見えるような狭い場所や、時刻を表すときに使います。
- at 7:00(7時ちょうどという「点」)
- at the station(駅という「地点」)
② on は「接着剤のオン」
on は「〜の上に」と覚えている人が多いですが、本当は「何かにくっついている(接触)」が本質です。天井にくっついていても(on the ceiling)、壁にかかっていても(on the wall)、それは on です。
また、カレンダーの日付も「カレンダーという紙の上にペタッと日付が乗っている」イメージなので on を使います。
- on the desk(机の上に接触)
- on Monday(月曜日という特定の日)
③ in は「箱の中」
in は、周りを囲まれた「容器」や「空間」のイメージです。部屋の中はもちろん、街や国、あるいは「月(1月など)」や「年(2025年など)」といった広い時間の枠にも使われます。
- in the box(箱の中)
- in Tokyo(東京という広い枠)
- in August(8月という1ヶ月の長い枠)
まだある!中学生がよく迷う前置詞コンビ
(1) to vs for(どっちも「〜へ」?)
- to: 「矢印(→)」の先がくっつくイメージ。「目的地に到着する」ことが前提です。
- I go to school.(学校に到着するのが当たり前)
- for: 「方向(↑)」を向いているだけ。「そっちに向かっている」という気持ちが主役です。
- This train is for Tokyo.(東京方面行き。今はまだ途中)
(2) with vs by(どっちも「〜で」?)
- with: 「手で持っている道具」。一緒にいるイメージです。
- I write with a pen.(ペンを手に持って書く)
- by: 「手段・そば」。自分の力というより、その手段に頼るイメージです。
- I go by bus.*(バスという手段を使って移動する)
3. なぜ日本人は前置詞が苦手なの?
それは、日本語が「〜に」という一つの言葉で、たくさんの場面をカバーしすぎているからです。
7時「に」 at 7:00(点)
月曜日「に」 on Monday(接触)
8月「に」 in August(空間)
全部日本語では「に」ですが、英語ではカメラのズーム倍率が違うため、言葉を細かく変える必要があります。「日本語を訳そう」とするのではなく、「その場面を絵に描いたらどうなるか」を考えるのが、前置詞マスターへの唯一の道です。
4. テストで役立つ!前置詞の見分け方チャート
迷ったら次の手順で考えてみてください。
- それは「時間」のこと? 「場所」のこと?
- 【時間のとき】
- 時刻(点)なら → at
- 曜日・日付(カレンダーの面)なら → on
- 月・年・季節(長い枠)なら → in
- 【場所のとき】
- 駅や特定の地点なら → at
- 壁や机などの上(接触)なら → on
- 建物の中や広い地域なら → in
5. 結論:前置詞は「絵」で心に刻もう!
最後にもう一度、大切なまとめです。
前置詞は日本語の訳ではなく、「図解」で覚えよう!
ピンポイントの at、くっつきの on、すっぽり囲まれる in。
この感覚が身につくと、暗記しなくても自然と正しい前置詞が選べるようになります。英語を話すとき、頭の中に小さなカメラを持って、ズームを合わせるような気持ちで言葉を選んでみてくださいね。
