英語長文で「いつの話か」迷子にならない!佐藤先生が教える動詞の「時計の針」と時間軸の整理術

いつの話??すっきり整理できる方法とは?

佐藤先生 佐藤先生
「おや、ミライくん。時間の迷子になってしまったようだね。英語の物語を読んでいると、過去と現在、未来が入り混じって、物語の順番がわからなくなることはよくあることだよ」
ミライくん ミライくん
「佐藤先生、そうなんです。単語の意味はなんとなくわかるのに、読み終わってみると『いつ、誰が、何をしたのか』の順番がバラバラになっちゃって。テストで『内容に合う順番に並び替えなさい』っていう問題が出ると、もうお手上げです」
佐藤先生 佐藤先生
「いいかい、ミライくん。英語の世界には、時間を司る『時計の針』が必ず文の中に隠されているんだ。その針の正体は、ズバリ『動詞の形』だよ」
ミライくん ミライくん
「動詞の形……。ああ、あの過去形のedとか、未来のwillのことですか?」
佐藤先生 佐藤先生
「その通り。でも、ただ形を知っているだけじゃ足りない。長文を読むときは、頭の中に一本の『時間軸の線』を描いて、そこに出来事を置いていく感覚が大切なんだ。ミライくん、もし文の中にhad+過去分詞、いわゆる過去完了が出てきたら、それはどういう意味だと思う?」
ミライくん ミライくん
「ええと、過去のそのまた過去……、でしたっけ?なんだかややこしくて、いつも無視しちゃうんです」
佐藤先生 佐藤先生
「ははは、正直だね。でもね、それが時間を整理する最大の武器なんだ。例えば、『昨日、なくした財布を見つけた』という文。見つけたのは『昨日』だけど、なくしたのは『それよりもっと前』だよね。英語では、この時間の差をはっきりさせるために形を変えるんだ」

ミライくん ミライくん
「なるほど。じゃあ、hadを見つけたら『あ、これは回想シーンなんだな』って思えばいいんですか?」
佐藤先生 佐藤先生
「素晴らしい!その通りだよ。映画や漫画でも、急に画面の端が白黒になったりして、昔のシーンに戻ることがあるだろう?英語ではhadがその合図なんだ。逆に、willやbe going toが出てきたら、それはまだ起きていない『これからの予定』。この切り替えのスイッチを敏感に見つけるのがコツだよ」
ミライくん ミライくん
「スイッチかあ。でも先生、ずっと過去形で書かれているのに、いきなり現在形が混ざることってありませんか?あれが一番パニックになります」
佐藤先生 佐藤先生
「それはミライくん、物語の中の『解説者』の声かもしれないね。物語そのものは昔のことだけど、『太陽は東から昇る』みたいな変わらない事実や、筆者が『今、こう思う』と意見を言うときは、現在形になるんだ。そこは物語の流れとは別の、今の視点なんだよ」
ミライくん ミライくん
「へえー!物語の中に入り込んで読んでいるときと、ちょっと外から眺めているときがあるってことですね」
佐藤先生 佐藤先生
「まさにその感覚だね。整理がつかなくなったら、文章の余白に小さく矢印を書いてごらん。edが出てきたら左向きの矢印(過去)、willが出てきたら右向きの矢印(未来)、hadが出てきたらもっと左への矢印。こうやって視覚的に整理するだけで、思考が止まらなくなるんだ」
ミライくん ミライくん
「矢印を書く……。それなら僕にもできそうです!今までは、ただ日本語に直すことばかり考えていました」
佐藤先生 佐藤先生
「翻訳機になる必要はないんだよ、ミライくん。大切なのは、頭の中でその物語を正しい順番で再生すること。時間が前後するときは、必ず接続詞や副詞が助けてくれる。beforeやafterはもちろん、at that time(そのとき)やby the time(そのときまでに)といった言葉を見逃さないようにしよう」
ミライくん ミライくん
「接続詞は、時間の交差点にある標識みたいなものですね」
佐藤先生 佐藤先生
「いい例えだね。じゃあ、今度はこのプリントの第2パラグラフを見てごらん。ここにhad finishedとあるけれど、これはいつの動作かな?」

ミライくんは目を皿のようにして文を追い、慎重に答えました。

ミライくん ミライくん
「……あ、その後の文に『家を出た』って過去形で書いてあります。だから、準備を『終えた』のは、家を出るよりもっと前。つまり、一番最初に起きたことですね!」
佐藤先生 佐藤先生
「大正解だ!その調子だよ。時間のパズルが解けると、英語を読むのが少し楽しくなってこないかい?」
ミライくん ミライくん
「はい!なんだか、頭の中のモヤモヤが晴れてきました。もう時間の迷子にはなりません!」

英語の長文読解で時間の流れを整理するための解決策をまとめます。以下の3つのポイントを意識するだけで、物語の順序が明確に理解できるようになります。

結論:時間の混乱を防ぐ「3大ルール」

  • 1. 動詞の形で「時計の針」を確認する
    現在形なら「今の事実」、過去形(ed)なら「過去の出来事」、未来(will / be going to)なら「これからの予定」です。特に「had + 過去分詞」を見つけたら、「過去よりもさらに前の出来事(回想シーン)」として区別しましょう。
  • 2. 余白に「時間軸の矢印」を書き込む
    文を読みながら、過去なら左、未来なら右というように、矢印をメモする習慣をつけましょう。視覚化することで、日本語に訳さなくても出来事の順番が整理されます。
  • 3. 「時間の標識」である接続詞・副詞をマークする
    before(前)、after(後)、then(それから)、when(とき)などの言葉は、時間の流れを切り替える重要な合図です。これらの言葉が出てきたら、前後で時間がどう動いたかを確認する癖をつけましょう。

一文一文の訳にとらわれすぎず、常に「今は時間軸のどこにいるのか」を意識することが、長文読解を得意にする一番の近道です。

次は、実際に長文の中から「時間の合図」を見つける練習をして、完璧にマスターしていきましょう。

理解度チェッククイズ

Q1. 文の中に "I had lost my key." とあったら、この出来事はいつ起きたこと?

Q2. 物語の途中で「太陽は東から昇る」という現在形の文が出てきたら、どう解釈する?

Q3. 時間の整理がつかなくなったとき、余白に書くとよいメモは?

\ 英語の「わからない」をプロと一緒に解決! /

ミライ・キャリアアカデミー
無料カウンセリング実施中

長文の時間がごちゃごちゃになる、文法が苦手...そんな悩みはありませんか?
ミライ・キャリアアカデミーでは、あなたにぴったりの学習法をアドバイスします。