「どうすれば成績は上がりますか?」 これまで何度も聞かれてきました。
しかし、私自身の体験を振り返ると、 本質は勉強法やノウハウ以前のところにありました。
それは、学びを完全に自分の責任として引き受けた瞬間があったかどうかです。
結果を引き受ける、という覚悟
私にとって「自分ごとである」とは、 自分の行動の結果をすべて引き受けることです。
成績が上がらないことも、 勉強をしなかったことも、 遠回りをしたことも、 すべて自分の選択の結果だと認める。
その上で、「では、今の自分に何ができるのか」を 徹底的に考え続ける。 それが、私の学習の出発点でした。
「分かっているのに、やらない」状態の正体
多くの生徒は、 「やった方がいいのは分かっているが、やらない」 状態にいます。
当時の私の基準で言えば、 それは意志が弱いからでも、能力が低いからでもありません。
それもまた自分の判断でありながら、 その判断の結果を自分で引き受ける覚悟が、 まだできていない状態。
責任を引き受ける覚悟がない限り、 行動は必ずどこかで止まります。
能力があっても、失敗する理由
私自身、高校生の段階で 「自分の状態を客観視し、道筋を考える力」は ある程度あったと思います。
しかし、それだけでは足りませんでした。
姿勢や覚悟が伴っていないと、 客観視できるがゆえに、 失敗する未来を先読みして回避行動を取ってしまう。
結果として、挑戦しないことを 「合理的な判断」だと正当化してしまうのです。
もし、当時の自分と同じ生徒を預かるなら
もし今、当時の私と同じ能力を持ちながら、 学びを自分ごとにできていない生徒を1人預かるとしたら、 勉強法より先に整えるものがあります。
「自分は、本当はどうしたいのか?」 それを正直に言葉にし、対話する習慣です。
覚悟が完璧である必要はありません。 ただ、ごまかさずに向き合う。 その姿勢こそが、すべての土台になります。