第一次世界大戦の構図をわかりやすく解説!連合国と中央同盟国のチーム戦を佐藤先生が伝授

第一次世界大戦の構図:なぜ世界中がチーム戦になったのか?

佐藤先生
佐藤先生
ミライくん、今日は世界を真っ二つに分けた大きな戦争、第一次世界大戦の構図について一緒に整理していこうか。
ミライくん
ミライくん
先生、よろしくお願いします!第一次世界大戦って、なんだか登場人物……じゃなくて登場する国が多すぎて、どことどこが戦っていたのか混乱しちゃうんですよね。
佐藤先生
佐藤先生
そうだね。歴史の教科書を見ると、たくさんの国の名前が出てくるから。でも、実はこれ、二つの大きなチームの対決だったんだよ。スポーツの試合みたいにイメージすると分かりやすくなるよ。
ミライくん
ミライくん
チーム戦だったんですか!それなら少し分かりそうです。どんなチーム名なんですか?
佐藤先生
佐藤先生
まず一つ目は、三国協商(さんごくきょうしょう)チーム。中心にいたのは、イギリス、フランス、ロシアの三つの国だね。
ミライくん
ミライくん
イギリス、フランス、ロシア……。なんだか強そうなチームですね。
佐藤先生
佐藤先生
その通り。そしてもう一つのチームが、三国同盟(さんごくどうめい)チーム。こちらは、ドイツ、オーストリア、イタリアが中心だったんだ。
ミライくん
ミライくん
三国協商と三国同盟。名前が似ていてややこしいですけど、基本はこの三カ国ずつがぶつかり合ったってことですか?
佐藤先生
佐藤先生
基本はそうだね。でも、ここからが歴史の面白いところで、実際の試合が始まると、メンバーが入れ替わったり増えたりしたんだよ。
ミライくん
ミライくん
えっ、途中でチームを抜けたりするんですか?
佐藤先生
佐藤先生
そうなんだ。例えば三国同盟チームにいたイタリアは、いざ戦争が始まると「やっぱりこっちのチームの方が得かも」と言って、敵だった三国協商側、つまりイギリスたちのチームに寝返っちゃったんだ。
ミライくん
ミライくん
ええーっ、それはひどい裏切りですね。ドイツやオーストリアは怒ったんじゃないですか?
佐藤先生
佐藤先生
相当怒っただろうね。逆に、三国同盟チームには新しくオスマン帝国(今のトルコなど)やブルガリアが加わったんだ。だから、最終的には協商側を連合国(れんごうこく)、同盟側を中央同盟国(ちゅうおうどうめいこく)と呼ぶようになるんだよ。
ミライくん
ミライくん
連合国と中央同盟国。どんどん名前が変わるから難しいんだ……。でも先生、そもそもなんでこんな大きなチーム戦になっちゃったんですか?
佐藤先生
佐藤先生
いい質問だね。実は当時のヨーロッパは、まるで火薬庫みたいに、いつ爆発してもおかしくない緊張状態だったんだ。みんな「自分の国を大きくしたい」「植民地をもっと増やしたい」という欲張りな気持ちを持っていたんだよ。
ミライくん
ミライくん
みんながギラギラしていたんですね。
佐藤先生
佐藤先生
そう。特にイギリスとドイツは、どちらが海で一番強いか、どちらが工業で一番かを競い合っていた。フランスは昔の戦争でドイツに負けた恨みがあったし、ロシアは南の温かい海に出るための出口が欲しかった。
ミライくん
ミライくん
みんなそれぞれ理由があって、お互いを疑っていたわけですね。だから「もしもの時は助け合おう」ってチームを組んだんですか?
佐藤先生
佐藤先生
その通り!それがさっき言った同盟や協商の正体なんだ。「俺が殴られたら、お前も一緒に戦ってくれよな」という約束をしていたわけ。だから、一つの小さなケンカが、チーム全体の大きな戦争に発展しちゃったんだよ。
ミライくん
ミライくん
連鎖反応みたいですね。そのきっかけになった「小さなケンカ」って何だったんですか?
佐藤先生
佐藤先生
それが有名なサラエボ事件だよ。オーストリアの皇太子という、とっても偉い人が、セルビアという国の青年に暗殺されてしまったんだ。
ミライくん
ミライくん
あ、それはニュースでも大騒ぎになりますよね。
佐藤先生
佐藤先生
大騒ぎどころじゃないよ。オーストリアが「セルビア、お前の国のせいだろ!戦争だ!」と怒った。するとセルビアの後ろ盾だったロシアが「おい、セルビアをいじめるな」と出てくる。すると今度はオーストリアの味方のドイツが「ロシア、やるのか!」と参戦して……。
ミライくん
ミライくん
わあ、一気にイギリスやフランスまで巻き込まれていくんですね。
佐藤先生
佐藤先生
そうなんだ。こうして、ヨーロッパ中、そして世界中を巻き込んだ第一次世界大戦が始まってしまった。ちなみに、日本はどうしたと思う?
ミライくん
ミライくん
えっと、日本は遠いアジアにいますよね。関係あるんですか?
佐藤先生
佐藤先生
実は大ありなんだ。日本はイギリスと日英同盟という約束をしていたから、連合国チームの一員として参戦したんだよ。それでドイツがアジアに持っていた拠点を攻めたりしたんだ。
ミライくん
ミライくん
日本も連合国チームだったんですね!知りませんでした。
佐藤先生
佐藤先生
さらに、戦争の後半には、巨大なパワーを持ったアメリカも連合国チームに加わることになる。これで勝負の行方が大きく決まったんだよ。
ミライくん
ミライくん
アメリカまで来たら、もう連合国チームの勝ちが見えてきそうです。
佐藤先生
佐藤先生
そうだね。結果として、ドイツたちの中央同盟国チームが負けて、戦争は終わるんだ。でも、このチーム分けの構図を知っておくと、なぜあんなに多くの国が戦うことになったのかがスッキリ分かるはずだよ。
ミライくん
ミライくん
なるほど!「欲張りな国同士の競争」と「助け合いの約束(チーム)」が合わさって、世界規模の爆発になっちゃったんですね。
佐藤先生
佐藤先生
その通り。ミライくん、完璧なまとめだね!

今回の学習のまとめ

第一次世界大戦の構図は、大きく分けて二つの陣営の対立です。

1.連合国(協商)チーム
中心国はイギリス、フランス、ロシアです。のちにイタリア、日本、アメリカなどが加わりました。数も多く、世界中に植民地を持っていた国々が中心です。

2.中央同盟国チーム
中心国はドイツ、オーストリア=ハンガリー帝国です。のちにオスマン帝国やブルガリアが加わりました。ヨーロッパの真ん中に位置する、工業力が非常に高い国々です。

3.戦争が拡大した理由
各国が「帝国主義」という考えで植民地を奪い合っていたことと、「同盟」や「協商」という助け合いの約束をしていたことで、一箇所の紛争が世界全体を巻き込む連鎖反応を起こしました。

4.結末への流れ
サラエボ事件という暗殺事件がきっかけで爆発し、最終的には物量と軍事力で勝る連合国側が、新しく加わったアメリカの力もあって勝利しました。

結論として、第一次世界大戦の構図は「帝国主義による激しい競争をしていた国々が、同盟と協商というネットワークを通じて芋づる式に引きずり込まれた巨大なチーム戦」と言えます。

確認テスト!全問正解を目指そう

Q1. イギリス、フランス、ロシアを中心としたチームを何と呼ぶ?

Q2. 第一次世界大戦の直接のきっかけとなった、オーストリア皇太子暗殺事件の名前は?

Q3. 戦争の途中で、三国同盟チームから連合国(三国協商)チームへ寝返った国は?

歴史の因果関係がわかると、暗記が「理解」に変わります。
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