電球とLEDの違いを徹底解説!発光ダイオードの仕組みと電流の向きのルール

ミライくん ミライくん
佐藤先生、図工の授業で模型を作っているんですけど、ライトに使うのは「豆電球」がいいのか「LED」がいいのか迷っちゃって。そもそも、この二つって光り方が違うだけなんですか。
佐藤先生 佐藤先生
おや、ミライくん。それは理科の電気の単元でもすごく大切なテーマだね。結論から言うと、光り方の仕組みも、電気の使い方も、実は全然違うものなんだよ。
ミライくん ミライくん
ええっ、どっちも電気を流すれば光るから、同じようなものだと思っていました。
佐藤先生 佐藤先生
ふふふ。じゃあ、まずは昔ながらの「電球」の正体から探っていこうか。電球の中をじっくり見たことはあるかな。
ミライくん ミライくん
あります! 小さな針金みたいなのが入っていて、そこがピカッと光りますよね。
佐藤先生 佐藤先生
その針金は「フィラメント」というんだ。電球は、このフィラメントに電気を流して、ものすごく高い温度にすることで光を出しているんだよ。イメージとしては、焚き火の火が明るいのと同じで、熱くなって光り輝いている状態だね。
ミライくん ミライくん
じゃあ、電球を触ると熱いのは、わざと熱くしているからなんですね。
佐藤先生 佐藤先生
その通り。でも、ここに電球の弱点があるんだ。電気のエネルギーを「光」に変えたいのに、どうしても「熱」としても逃げていっちゃう。だから、電球は電気をたくさん使う割には、光に変える効率があまり良くないんだよ。

ミライくん ミライくん
じゃあ、最近よく聞くLEDはどうなんですか。電球みたいに熱くならないですよね。
佐藤先生 佐藤先生
そこがLED、日本語で「発光ダイオード」と呼ばれるもののすごいところだ。LEDは熱を出して光るんじゃなくて、電気のエネルギーを直接「光」に変換する仕組みを持っているんだよ。
ミライくん ミライくん
熱くならないから、無駄がないってことですか。
佐藤先生 佐藤先生
正解! LEDは電球に比べて、同じ明るさにするために必要な電気がずっと少なくて済む。つまり「省エネ」なんだね。ミライくんの家の照明も、LEDに変わっているんじゃないかな。
ミライくん ミライくん
あ、そういえばお母さんが「電気代が安くなるから」って全部取り替えていました。
佐藤先生 佐藤先生
それに、寿命も全然違うんだ。電球はフィラメントが熱で焼き切れてしまうことがあるけれど、LEDは仕組みが違うから、ずっと長く使い続けることができる。なんと電球の数倍から数十倍も長持ちするんだよ。
ミライくん ミライくん
最強じゃないですか! じゃあ、もう全部LEDでいい気がしますけど、電球のほうがいいことってないんですか。
佐藤先生 佐藤先生
電球には、光が全方向に柔らかく広がるという特徴があるから、おしゃれなインテリアなんかには今でも人気があるよ。でも、理科のテストや実用的な面では、LEDの効率の良さが注目されるね。

ミライくん ミライくん
先生、もう一つ気になっていることがあって。LEDって、電池を逆につなぐと光りませんよね。これって電球と何が違うんですか。
佐藤先生 佐藤先生
おっ、鋭い観察眼だね! 実はそこがテストに出やすい最重要ポイントなんだ。
ミライくん ミライくん
やっぱりそうなんだ! 電球のときは、電池をどっち向きにつないでも光りましたよね。
佐藤先生 佐藤先生
電球はただの針金(フィラメント)に電気を通すだけだから、右から流れても左から流れても関係ないんだ。でも、LED、つまり「発光ダイオード」の「ダイオード」という言葉には、実は「電気を一方向にしか通さない」という意味があるんだよ。
ミライくん ミライくん
一方通行の道路みたいなものですか。
佐藤先生 佐藤先生
その通り。LEDにはプラスとマイナスの向きが決まっていて、正しい向きに電気を流したときだけ光る。逆向きに流すと、電気自体が通れなくなってしまうんだ。
ミライくん ミライくん
だから逆につなぐと光らないんですね。向きを確かめないといけないから、ちょっと面倒くさいです。
佐藤先生 佐藤先生
確かに手間はかかるけど、この「一方向にしか流さない」という性質は、今の電子機器には欠かせない機能なんだよ。電気の流れをコントロールする門番のような役割だね。

ミライくん ミライくん
そういえば、LEDって色もたくさんありますよね。赤とか青とか緑とか。電球はだいたいオレンジっぽい色ですけど。
佐藤先生 佐藤先生
それもLEDの特徴だね。LEDは使われている材料によって、出す光の色を自由に変えることができるんだ。昔は青色のLEDを作るのがすごく難しくて、発明した日本人の学者がノーベル賞をもらったこともあるんだよ。
ミライくん ミライくん
青色ができたから、今のフルカラーの画面とかがあるんですね。
佐藤先生 佐藤先生
そうなんだ。赤、緑、青の三色が揃うと、混ぜ合わせて「白」い光も作れるようになる。これで家庭用の照明としても使えるようになったんだね。

ミライくん ミライくん
佐藤先生、LEDのこと、すごくよくわかりました。省エネで、長持ちで、向きが大事で、色もいろいろある。理科の実験でも間違えないように気をつけます!
佐藤先生 佐藤先生
その意気だね。身の回りの電化製品に使われている光が、電球なのかLEDなのか、これからは意識して見てみると面白いよ。

電球と発光ダイオード(LED)は、どちらも光を出す道具ですが、その仕組みや性質には大きな違いがあります。

1. 光り方の仕組み

  • 電球:フィラメントという細い針金に電気を流し、高温に加熱して光を出す。
  • 発光ダイオード(LED):電気のエネルギーを直接、光のエネルギーに変換して光を出す。

2. 電気の使い方と寿命

  • 消費電力:電球は熱として逃げるエネルギーが多いため電力を多く使うが、LEDは効率が良く、少ない電力で明るく光る(省エネ)。
  • 寿命:電球はフィラメントが切れるため短いが、LEDは熱による劣化が少なく、非常に長持ちする。

3. 電流を流す向きの決まり

  • 電球:電流を流す向きに関係なく光る。
  • 発光ダイオード(LED):電流を流す向きが決まっており、一方向にしか電流を通さない。逆向きにつなぐと光らない(整流作用)。

4. その他の特徴

  • 発熱:電球は非常に熱くなるが、LEDはほとんど熱くならない。
  • 応答速度:LEDはスイッチを入れた瞬間にパッと明るくなる。

結論として、現代では 「省エネ・長寿命・熱くならない」 という利点からLEDが主流になっています。ただし、LEDを使う際は 「電流を流す向き(極性)に注意する」 ことが、理科の学習や工作において最も重要なポイントとなります。

Q1. LEDが光る時、電球と違ってほとんど出ないものは何?
Q2. LEDに電流を逆向きに流すとどうなる?
Q3. 電球の中で光っている細い針金の名前は?
「理科の計算や実験のルールが覚えられない…」
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