文章の本質を捉える!現代文の「筆者の主張」を素早く見つけ出すステップ

現代文の筆者の主張の読み取り方

佐藤先生とミライくんの対話で学ぶ現代文

佐藤先生 佐藤先生
ミライくん、現代文のテストで「筆者の主張を答えなさい」という問題が出たとき、どうやって探している?
ミライくん ミライくん
うーん、なんとなく大事そうなことが書いてある文章を探して、そこを適当に抜き出しています。でも、いつもバツになっちゃうんですよね……。
佐藤先生 佐藤先生
なるほどね。実は「筆者の主張」には、見つけるための明確な合図があるんだよ。闇雲に探すんじゃなくて、文章の「形」に注目するのがコツなんだ。
ミライくん ミライくん
形ですか?
佐藤先生 佐藤先生
そう。まず一つ目の合図は「逆説の言葉」だよ。「しかし」とか「だが」という言葉の直後には、筆者が本当に言いたいことが来やすいんだ。
ミライくん ミライくん
どうして「しかし」のあとなんですか?
佐藤先生 佐藤先生
たとえば、「みんなはスマホが便利だと言う。しかし、私はスマホの使い方を見直すべきだと思う」という文章があったとするよね。筆者は「便利だ」言いたいのかな?それとも「見直すべきだ」と言いたいのかな?
ミライくん ミライくん
あ、「見直すべきだ」のほうですね!「便利だ」は、みんなの意見を言っただけだ。
佐藤先生 佐藤先生
その通り!世間一般の意見を一度出しておいてから、「しかし」とひっくり返すことで、自分の考えを強調しているんだね。だから「しかし」の後は超重要なんだ。
ミライくん ミライくん
なるほど!じゃあ「しかし」を探せばいいんだ。
佐藤先生 佐藤先生
もう一つ、強力な合図があるよ。それは文末の言葉だ。「〜べきだ」「〜ではないだろうか」「〜てほしい」といった表現を見つけたら、そこが筆者の主張だよ。
ミライくん ミライくん
文末ですね。たしかに「〜と思う」とか「〜べきだ」って、自分の意見を言うときに使いますもんね。
佐藤先生 佐藤先生
完璧だよ、ミライくん。つまり、筆者の主張を見つけるときは、文章全体をだらだら読むのではなくて、特定のキーワードを狙い撃ちすればいいんだよ。

まとめ:筆者の主張を読み取る2つのコツ

現代文で「筆者の主張」を読み取るためのコツは、次の2点に絞られます。

  1. 「しかし」「だが」などの逆説の接続詞の直後を探す。
    (※一般的な意見のあとに、筆者の本当の考えが書かれるため)
  2. 文末が「〜べきだ」「〜ではないだろうか」「〜てほしい」となっている一文を探す。
    (※筆者の強い意思や決定的な考えが表現されるため)

この2つの合図が重なる場所を見つけることで、筆者の主張を正確に読み取ることができます。

理解度チェック問題(全3問)

Q1. 「しかし」や「だが」などの逆説の接続詞がある場合、筆者の主張はどこに配置されやすいでしょうか?
A. 「しかし」の直前
B. 「しかし」の直後
C. 文章の一番最初の段落
Q2. 次のうち、筆者の主張になりやすい文末表現(語尾)はどれでしょうか?
A. 「〜と言われている。」
B. 「〜という事例がある。」
C. 「〜見直すべきだ。」
Q3. 筆者が「一般論(世間一般の意見)」を文章の最初の方で述べる理由として正しいものはどれでしょうか?
A. その後の「しかし」でひっくり返し、自分の考えを強調するため
B. 一般論こそが筆者の本当の主張だから
C. 字数を増やすための単なる穴埋めのため
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