【実践】未来を切り拓く英語学習法:基礎から応用まで体系的に学ぶステップ

「be of some help」の謎を解き明かそう!

佐藤先生 佐藤先生
ミライくん、こんにちは。今日も英語の勉強を頑張っているね。何か気になる表現や、教科書・問題集で引っかかったところはあったかい?
ミライくん ミライくん
先生、こんにちは。実は、英語の長文を読んでいたら、どうしても意味がしっくりこない表現を見つけたんです。
佐藤先生 佐藤先生
お、それは素晴らしいね。どこで立ち止まったのか、教えてもらえるかな?
ミライくん ミライくん
手紙の終わりの方とか、誰かがお礼を言っている場面で出てきたんですけど、ビー・オブ・サム・ヘルプって書いてあったんです。つづりは、be of some helpです。ヘルプは手伝うとか助けるだから、いくつかの助けの何々、みたいな感じかなと思ったんですけど、全体の意味がどうしても分からなくて。
佐藤先生 佐藤先生
なるほど。be of some helpだね。これは確かに、パッと見ただけでは意味が掴みにくい、少し大人の雰囲気を持った英語の表現んだ。でも、仕組みさえ分かってしまえば、すごくシンプルで、しかも英会話や英作文で使うと一気に英語が上手に見える便利なフレーズなんだよ。
ミライくん ミライくん
大人の雰囲気ですか。なんだか難しそうですけど、使いこなせたらカッコよさそうですね。
佐藤先生 佐藤先生
そうだよ。今日はこの表現の正体を、単語のイメージから一つずつ紐解いて、最後にはミライくんが自分で自由にお礼や提案の文を作れるレベルまで、分かりやすく説明していくね。
ミライくん ミライくん
はい、よろしくお願いします。
単語をバラバラにしてイメージしてみよう
佐藤先生 佐藤先生
まず、この表現を丸暗記しようとする前に、登場している単語を一つずつ確認してみよう。be of some helpは、4つの言葉が集まってできているね。最初のbeは何の仲間かな?
ミライくん ミライくん
これは、イズ(is)とかアム(am)とかアー(are)の仲間、be動詞の仲間ですよね。
佐藤先生 佐藤先生
大正解。be動詞の元々の形、つまり原形だね。主語がIならamになるし、Youならareになる。過去のことならwasやwereに化ける。このbe動詞の根本的な意味は、「何々の状態である」とか「存在する」ということだったよね。
ミライくん ミライくん
はい、イコール(=)みたいなイメージだって前に教わりました。
佐藤先生 佐藤先生
その通り。じゃあ、次のofはどうだろう。普段、ofってどんな意味で使っているかい?
ミライくん ミライくん
ええと、エー・オブ・ビー(A of B)で「BのA」って訳すことが多いです。例えば、メンバー・オブ・ザ・チームなら、そのチームのメンバー、みたいな感じです。
佐藤先生 佐藤先生
バッチリだね。ofのコアにあるイメージは「所属」や「一部」、もっと簡単に言うと「何々を持っている」とか「何々に含まれている」という、切っても切り離せない関係性を表すんだ。ここが、今回の表現の一番大きな鍵になるから、頭の片隅に置いておいてね。
ミライくん ミライくん
ofは「持っている」とか「所属している」というイメージですね。メモしておきます。
佐藤先生 佐藤先生
素晴らしい。では3つ目のsomeはどうかな。
ミライくん ミライくん
someは「いくつかの」とか「少しの」ですよね。
佐藤先生 佐藤先生
そうだね。ただ、今回のsomeは、数えられるものをいくつか数えているというよりは、「いくらかの量」とか、ちょっとした程度を表しているんだ。日本語にするときは「いくらかの」とか「少しは」と考えるとスムーズだよ。
ミライくん ミライくん
少しは、っていう感じですね。
佐藤先生 佐藤先生
そして最後のhelpだ。ミライくんはさっき「手伝う」と言ってくれたけれど、今回はどんな役割で使われていると思う?
ミライくん ミライくん
え、手伝うじゃないんですか?
佐藤先生 佐藤先生
英語には、同じ単語のままで「動きを表す言葉(動詞)」にもなれば、「物の名前を表す言葉(名詞)」にもなるものがたくさんあるんだ。今回のhelpは、直前にsome(いくつかの、いくらかの)がついているよね。ということは、後ろにあるのは物の名前、つまり名詞なんだよ。
ミライくん ミライくん
あ、そっか。いくつかの、の後ろだから、動詞じゃなくて名詞なんですね。じゃあ、helpの名詞としての意味って何ですか?
佐藤先生 佐藤先生
シンプルに「助け」とか「役に立つこと」、「手伝い」という意味になるよ。これで4つのピースが出揃ったね。 * be = 何々の状態である(イコール) * of = 持っている、所属している * some = いくらかの、ちょっとした * help = 助け、役に立つこと
ミライくん ミライくん
うーん、バラバラの意味は分かりましたけど、これを繋げても「いくらかの助けを持っている状態である」になって、やっぱり日本語として少し不思議な感じがします。
of + 名詞の魔法
佐藤先生 佐藤先生
そうだよね。ここからが英語の面白い魔法の仕組みんだ。実は、英語には「of + 名詞」をセットにすると、「性質を表す言葉(形容詞)」に変身するというルールがあるんだよ。
ミライくん ミライくん
名詞が形容詞に変身するんですか?
佐藤先生 佐藤先生
そうなんだ。ちょっと実験してみよう。インポータンス(importance)という名詞がある。保存これは「重要性」という意味なんだ。これにofをつけて、of importanceとすると、どんな意味になると思う?
ミライくん ミライくん
重要性を持っている……だから、重要な、ですか?
佐藤先生 佐藤先生
大正解!重要な、という意味のインポータント(important)と全く同じ意味になるんだ。じゃあ、ユース(use)という名詞は「使用」とか「使い道」という意味だけど、of useにしたら?
ミライくん ミライくん
使い道を持っている……役に立つ、ですか?
佐藤先生 佐藤先生
その通り。役に立つという意味のユースフル(useful)と同じだ。このように、「of + 名詞」で「そういう性質を持っている」という状態を表すことができる。じゃあ、今回の本番だ。of helpにしたら、どういう意味になるかな?
ミライくん ミライくん
助けを持っている、だから……助けになる、とか、役に立つ、ですか!
佐藤先生 佐藤先生
素晴らしい!まさにそれだよ。of helpで「助けになる」「役に立つ」という、一つの形容詞みたいな塊になるんだ。これに、さっきのsome(いくらかの、少しは)を真ん中に挟み込むと、of some helpで「いくらか助けになる」「少しは役に立つ」という意味の塊ができあがるんだよ。
ミライくん ミライくん
すごいです!一気に繋がりました。じゃあ、最初のbe動詞と合わせると、be of some helpで「少しは役に立つ状態である」つまり「少しはお役に立てる」という意味になるんですね!
佐藤先生 佐藤先生
完璧だよ、ミライくん。丸暗記じゃなくて、理屈で理解できたね。
なぜ普通の表現を使わないの?
ミライくん ミライくん
理屈は分かったんですけど、先生、一つ疑問があります。
佐藤先生 佐藤先生
何だい?遠慮なく言ってごらん。
ミライくん ミライくん
「役に立つ」って、僕たち最初の頃にヘルプフル(helpful)っていう単語を習いましたよね。be helpfulじゃダメなんですか?わざわざofとかsomeとかを入れて、まわりくどい言い方をするのはどうしてですか?
佐藤先生 佐藤先生
それはとても鋭い質問だね。実は、英語にも日本語と同じように「丁寧さの度合い」や「謙虚さ」というニュアンスの違いがあるんだ。ミライくんは、誰かに親切をした後で、「俺、めちゃくちゃお前の役に立ったでしょ!」って自分で言うのはどんな気分がする?
ミライくん ミライくん
ちょっと威張っているみたいで、恥ずかしいというか、失礼な感じがしますね。
佐藤先生 佐藤先生
そうだよね。普通は「少しでもお役に立てたなら嬉しいです」とか「ちょっとはお役に立ちましたか?」って、少し控えめに言うのが上品だし、親切だよね。
ミライくん ミライくん
あ、確かにそうです。
佐藤先生 佐藤先生
もしここで、I was helpful.と言ってしまうと、「私は役に立つ人間だった!」とダイレクトに自分の有能さをアピールしているような、少し強い響きになってしまうことがあるんだ。一方で、I was of some help.と言うと、ofという言葉を使って「私は、あなたの助けの一部になれた」という風に、一歩引いたとても丁寧で控えめな表現になるんだよ。特にsome(少しは、いくらかは)が入ることで、「大したことではないかもしれませんが、少しでも」という謙虚な気持ちが綺麗に表現できるんだ。
ミライくん ミライくん
なるほど!だから手紙とか、大人のお礼の場面でよく使われるんですね。ただの言葉のパズルじゃなくて、相手を思いやる気持ちが入っているんだ。
佐藤先生 佐藤先生
その通り。英語を話す人たちも、こうやって言葉を選んで丁寧さを表現しているんだね。
実際の使い方を見てみよう
佐藤先生 佐藤先生
仕組みとニュアンスが分かったところで、今度はこの表現が実際の文の中でどう使われるのか、よくある3つのパターンを見ていこう。主語やbe動詞がどう変化するかに注目してね。
ミライくん ミライくん
はい、ノートに書く準備はできています。
パターン1:過去形で「お役に立ててよかったです」と言うとき
佐藤先生 佐藤先生
まずは、誰かを助けてあげた後で、相手から「ありがとう!」と言われたときに返す定番のフレーズだ。 「I hope I was of some help to you.」
ミライくん ミライくん
ええと、アイ・ホープ(I hope)は「何々だといいなと思う」ですよね。 主語がI(私)で、過去のことだからbe動詞がwasになっています。 トウ・ユー(to you)は「あなたにとって」だから……。 「私はあなたにとって、少しは助けになれたならいいなと思います」となりますか?
佐藤先生 佐藤先生
素晴らしい訳だね。自然な日本語に直すと「少しでもお役に立てたなら幸いです」とか「お役に立ててよかったです」という意味になるんだ。手紙やメールの結び、あるいは親切をした後の別れ際で本当によく使われる美しい表現だよ。
ミライくん ミライくん
これ、サラッと言えたらめちゃくちゃカッコいいですね。
パターン2:未来の形で「お役に立てると思います」と提案するとき
佐藤先生 佐藤先生
次は、これから何かを手伝おうと申し出るときのフレーズだ。助っ人として名乗りを上げるような場面だね。 「I think I can be of some help.」
ミライくん ミライくん
アイ・シンク(I think)は「私は何々だと思う」ですね。 その後に、キャン(can)という「何々できる」という言葉が入っています。 あ、キャンの後ろだから、be動詞が化けないで「be」のまま原形になっているんですね!
佐藤先生 佐藤先生
その通り!助動詞canの後ろは必ず動詞の原形というルールがあるから、ここではbeのままになる。大正解だ。
ミライくん ミライくん
ということは、「私は少しはお役に立てると思います」という意味になりますね。
佐藤先生 佐藤先生
完璧だ。友達が困っているときや、ビジネスの場面で「私でお力になれることがあれば」と名乗り出るときにぴったりな、押し付けがましくない親切な提案の表現だね。
パターン3:疑問文で「お役に立ちましたか?」と尋ねるとき
佐藤先生 佐藤先生
最後は、自分がやったことがちゃんと相手の役に立ったかどうか、確認したいときのフレーズだ。 「Was I of some help?」
ミライくん ミライくん
これは疑問文ですね。過去形のwasが主語のIの前に飛び出しています。 意味は、「私は少しは役に立ちましたか?」、つまり「少しはお役に立てましたか?」ですね。
佐藤先生 佐藤先生
その通り。アドバイスをあげた後や、道案内をしてあげた後などに、笑顔でこう付け足すと、相手も「すごく助かったよ!」と答えやすくなるんだ。
ミライくん ミライくん
どのパターンも、be動詞を過去にしたり、キャンの後ろに置いたりするだけで、基本の形は変わらないんですね。これなら僕でも使えそうです。
someが別の言葉に変わる応用編
佐藤先生 佐藤先生
ミライくん、実はこのbe of some helpのsomeの部分は、別の言葉に入れ替えることで、役に立つ度合いを自由に変えることができるんだ。ちょっと応用編として紹介するね。
ミライくん ミライくん
え、言葉が変わるんですか?
佐藤先生 佐藤先生
そうなんだ。例えば、someの代わりに、ものすごく大きな意味を持つア・ロット・オブ(a lot of)や、グレイト(great)を入れるとどうなると思う? 「be of great help」
ミライくん ミライくん
グレイトは「ものすごい」だから、「ものすごく役に立つ」になりますか?
佐藤先生 佐藤先生
大正解!「大変な大助かりになる」という意味になるんだ。相手から大きな恩恵を受けたときに「You were of great help.(あなたはものすごく助けになりました、本当に大助かりでした)」という風に感謝を伝えることができる。
ミライくん ミライくん
じゃあ逆に、全然役に立たなかったときはどうなるんですか?
佐藤先生 佐藤先生
そのときは、ノー(no)を入れればいいんだよ。 「be of no help」
ミライくん ミライくん
ノー・ヘルプだから、助けがゼロ、つまり「全く役に立たない」ですか?
佐藤先生 佐藤先生
その通り。例えば「その本は全く役に立たなかった」と言いたければ、「The book was of no help.」となる。これはユースレス(useless)と同じ意味になるけれど、やっぱり少し大人っぽい、知的な響きの否定文になるんだ。
ミライくん ミライくん
someの場所を入れ替えるだけで、役に立つ度合いをマックスにしたりゼロにしたりできるんですね。この真ん中の部分は、お好みの量を表すパラメータみたいなものなんだ。
佐藤先生 佐藤先生
その例え、すごく分かりやすいね!まさにパラメータだ。基本のsomeをしっかり覚えたら、必要に応じてグレイトやノーに変えてみよう。

結論

それでは、今日学んだbe of some helpのすべての知識を、ここに明確にまとめておこう。この結論のページをいつでも見直せるようにしておけば、試験でも日常会話でも、迷わずにこの表現をマスターできるよ。

1.表現の根本的な意味と仕組み

be of some helpは、直訳すると「いくらかの助け(という性質)を持っている状態である」となり、自然な日本語では「少しはお役に立てる」「いくらか助けになる」という意味を表す丁寧なフレーズである。

英語の重要なルールとして「of + 名詞 = 形容詞(その性質を持っている状態)」というものがあり、今回は以下のように構成されている。

  • of help = 助けになる、役に立つ(性質)
  • of some help = いくらか助けになる、少しは役に立つ
  • be of some help = 少しは役に立つ状態である

自分で「役に立ちました!」とダイレクトにアピールするhelpfulという言葉に比べて、一歩引いた謙虚で非常に上品なニュアンスを持つため、手紙の結びや、目上の人へのお礼・提案の場面で好んで使われる。

2.使いこなすための3つの基本パターン

実際の文で使うときは、主語や時制(過去・現在・未来)に合わせて、最初のbe動詞を正しく変化させることが大切である。

  • パターン1:過去形(お役に立ててよかったです)
    I hope I was of some help to you.
    (主語がIなので過去形のwasにする。手紙の結びの超定番フレーズ)
  • パターン2:未来・助動詞の形(お役に立てると思います)
    I think I can be of some help.
    (助動詞canの後ろなので、be動詞は原形のbeのままにする。控えめな手伝いの申し出に最適)
  • パターン3:疑問文(お役に立ちましたか?)
    Was I of some help?
    (過去形のwasを主語の前に出す。自分の行動が相手の助けになったか優しく確認する表現)

3.真ん中の言葉を変える応用ルール

真ん中にあるsome(いくらかの)の言葉を入れ替えることで、役に立つ度合い(量)を自在にコントロールすることができる。

  • 大助かりだったとき(量をマックスにする)
    be of great help (大変お役に立つ、大助かりである)
  • 全く役に立たなかったとき(量をゼロにする)
    be of no help (全く役に立たない、何の助けにもならない)

この仕組みさえ頭に入れておけば、文字の並びを見ただけで「ああ、あの丁寧なお役立ちの表現だな」とすぐに気づくことができる。自信を持って長文読解や英作文で使っていこう。

チェック問題

【第1問】「少しでもお役に立てたなら幸いです」を手紙の結びとして正しく表現しているものはどれ?
ワンポイント解説:
「お役に立てた(過去のこと)」について話しているので、be動詞を過去形の「was」にします。手紙の最後に添える定番の上品なフレーズです。
【第2問】「私でお力になれると思います」と控えめに提案するときの正しい組み合わせは?
ワンポイント解説:
助動詞「can」の後ろは必ず動詞の原形(もとの形)にするルールがあります。そのため、変化していない「be」をそのまま置くのが正解です。
【第3問】「本当に大助かりでした!(大変役に立ちました)」と感謝を伝えるのに最適な表現はどれ?
ワンポイント解説:
役に立つ度合い(量)をマックスにするには、someの代わりに「great」を使います。主語がYouなのでbe動詞は「were」が正しく噛み合います(Bのno helpは「全く役に立たなかった」という意味になってしまいます)。
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